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2006年3月

2006年3月31日 (金)

好きだ、考

昨日の続きです。
どこが気に入らなかったのか。
やはり後半ですね。
前半はふたりのかなり複雑な思いが出ていてよかった。

ふたりはたぶん幼なじみのようなもので、
彼女は彼氏が気になっている。
一方彼氏は彼女より彼女のお姉さんの方に興味がある。
お姉さんは大事な人を亡くして精神状態が不安定である。
彼女が気を遣って彼氏とお姉さんを取り持つも
実際ふたりになるとぎこちなく、間が持たない。
そんなとき、彼女が取り持った彼氏との約束に行く途中で
お姉さんは事故に遭い、意識不明となってしまう。
自責の念にかられながら、ある日川縁のいつもの場所で
彼女は彼氏に衝動的にキスをしてしまう。
彼の思いは彼女に移りつつあったが、
突然のことに驚き、その場を立ち去ってしまう。
彼女は彼氏とのつながりも失ってしまい、ただただ涙を流す。
その精神的なショックは大きく、それから彼氏に会うこともなくな
る。

これで終わりにするか、10年後の再会というならどうにかなるような気がしますが、
この映画での再会は17年後、どこか人生に疲れたふたりが出会います。
17年というのは長い。それもいろんなことがある20代をはさんでいる。
出てくる言葉は「好きだ、」ではなくまず「好きだった」ではないのか。
そうでないとふたりの「現在」について失礼な気がします。

後半は設定も甘い。
なぜ彼はあんなことで刺されなければならなかったのか?
彼女は彼の搬送先をどうやって知ったのか?
その前にサシで飲むくらいなら携帯番号くらい教えるでしょ?

今回は人が死ぬシーンはないけど、
このひとはそういうものを軽くファンタジックに描きすぎる。
前作の悪い面が引き継がれてしまっているように思いました。

ちなみに後半のシーンは吉田秋生の「櫻の園」の最初のエピソードとかぶって見えます。
ちょっと長いですが、引用。

「あたしもねぇ高2の時好きなひとがいたの。
陸上部の人でね、学校帰りよくグランドで練習してるとこ見に行ったわ。
金網ごしにトラックを走るあの人のこと、いつまでも見てたわ。
あんな幸福なことってなかった。
それからつきあうようになって…
きょうひさしぶりにほんと偶然に会っちゃったのよ。
いっしょにお酒飲んだの。久しぶりって言って--
いろんな話して…なつかしいねって。
あたし思ったのきっと誘われるだろうなって。
あの人言ったの「今夜帰んなきゃいけないの」って
あたし、きっと泣きそうな顔していたと思う。
あたしうそついた、言えなかったわ、もうすぐ結婚すること。
あたしきっと誘ってもらいたかったの。
「それはやっぱりマズイわよ」って言って
ああ10年たったんだなってほんとに思った。
あれから10年たっちゃって…
こうあたしも17の女の子じゃないし、あのひとも18の男のコじゃない。
もう、あの頃のあたしたちじゃあないんだなあ。
10年たってあの人もそういうふうに昔の女を誘える男になったのね。
あたしもサラッとかわせる女になっちゃった。
もう、あのぎこちないキスは二度としてもらえないんだなあって思った。
初めての男なのよ。忘れられるわけがないわ。
忘れたら女じゃないわ…
本当に好きで好きでたまらなかったのよ…」

こっちのほうがリアリティがあるように思います。

2006年3月30日 (木)

好きだ、

映画「好きだ、」を見る。

うーん、ちょっと期待しすぎていたか。
1作目の評価が高いと2作目は難しいです。

17歳のときの恋のような淡い感情を
34歳で再会したときにどうつながるのか。

ちょっと答えがベタ過ぎる気がします。
残念。

でも、実はみんな17歳のふたりと34歳のふたりの感情を
ずーっと持ち続けるのだと思いました。

いつだって恋のはじまりは不器用なものです。

2006年3月29日 (水)

自邸のジレンマ

基本的に好き勝手やれるので、建築家の代表作になると思われがちですが、
作風や価値観というものは時とともに変化するものなので、
その時の勢いでばりばりにつくりこんでしまうと、
あとで重荷に感じてしまう可能性は大です。

そこらへんをわかっているのか、海外でも知られるような著名建築家は
自邸を建てている方が少ないくらいです。

ぼくの自邸は家族間の相続のからみでたまたま建てることになったもので
やはりどれくらいまでつくり込むかずいぶん悩みました。

結局「ワンアイデア」で「ルーズ」につくりましたが、
建物に対して客観的に住めるようになるまで4,5年かかりました。
地味につくっても、過激につくっても、やっぱり住むのに苦労したのではないかと思います。

菊竹清訓さんの「スカイハウス」や東孝光さんの「塔の家」なども
あまりに話題になりすぎて、人知れぬ苦労があったのではないのでしょうか。

2006年3月28日 (火)

private gallery

いつになったら本物を買うのやら…。 Dscn2077_1

2006年3月27日 (月)

本日の画像

疲れていたのか、どろのように眠る。 Dscn2075

2006年3月26日 (日)

ギャラリー

昨日行った清澄のギャラリーコンプレックスは新川からの移転なのですね。
エレベータが倉庫そのまんまの荷物用でかっこよかったです。
大規模な展示の搬入にも便利ですね。

新川もかっこよかったので惜しい気もしますが、
考えてみればギャラリーの内装工事ってほとんどかからないから
身軽に引越しできるのですね。

大工と塗装屋と電気屋だけで規模にもよりますが、
2-3週間もあれば完成するでしょう。
白い壁と照明だけあればいいのですから。

しかし照明はいつの間にか蛍光灯がデフォルトになってしまった。
無機的な感じが現代風なのは認めますが、どうなのでしょう。

2006年3月25日 (土)

life/art'05Part5須田悦弘展

*life/art'05Part5須田悦弘展/資生堂ギャラリー
 060326まで/月休/11:00-19:00(-18:00日祝)/無料

長らく続いていたlife/artの最後の最後です。
このシリーズは何回か見ていますが、あまり興味をひきませんでした。

須田さんは木彫で原寸の花をつくり、
それを目立たない所にひっそりと置く展示をつくる作家です。
今回は展示空間に対し作品が4点とかなり少ないです。

今回新たに感じたのは、須田さんの展示は
「間」をつくるものではない、ということで
基本的に既存の意味ある何か(「かど」とか)に「寄生」するもので
展示空間全体に影響を与えるやりかたではない。

それによって図らずも過激で無意味な「空白」が生まれています。
こうこうと明かりで照らされた、ただのホワイトキューブ。
ジョン・ケージをはじめとして、「何もしない」ことを
作品とする人は多かったのではないかと思いますが、
実際に体感したのは初めてで、結構衝撃的でした。

戸谷成雄展-ミニマルバロック

*戸谷成雄展-ミニマルバロック/SHUGOARTS
 060422まで/日月祝休/12:00-19:00/無料

しばらく見ていなかった作家の個展です。
無垢の木をチェンソーで荒々しく削り取った木彫をつくります。

前はもっと抽象的な削り方をしていたように記憶していますが、
今日見たのは恣意的なレリーフ状になっていました。

ミニマル+バロックということでレリーフと平滑なマッスが
対照的に並べられているのですが、
そのことを考える前に、レリーフに失望しています。

あの暴力的な作風はどこへ行ってしまったのか。

2006年3月24日 (金)

天才建築家

で、ぐぐってみる。

天才建築家 の検索結果 約 224,000 件
うはは、多すぎ。

頭の方で出てくるのは、ブルネレスキ、ガウディ、F.L.ライト。
まあ妥当ですか。
「天才」というより「器用なデザイナー」という感じもしますが。
デザイナーと呼べる建築家は案外少ない。

初めて聞いた名前はシナン。
オスマン・トルコの建築家でモスクを手がけたとか。
たぶん氏の建築は見たことがないと思いますが、
もしハギア・ソフィアを超えているならすごい。

あとこんな波瀾万丈人生もあり。
bluejays.ld.infoseek.co.jp/invention5.htm

すげー、ある意味ライトを超えてる。

2006年3月23日 (木)

中国

「マオ」結局上巻の2/3でギブアップしました。
途中で投げ出すのは最近ではめずらしい。

「毛沢東万歳」のひとから見ると驚異的な発見が
あるのかもしれませんが、あんまり興味ないし
「粛清」とかで、ひとがばたばた殺される描写が続くと
吐き気さえおぼえます。

日本は明らかに中国文化の影響を受けてきましたが、
しかし今は世界の特異点のひとつになっています。

後ろを見るな!前を向け!
後ろには答えなんてない。
答えは自分でつくっていくのだ。

2006年3月22日 (水)

こんな施主候補

入所希望のメールはたまに頂くのですが、
なぜかクライアント候補からのメールはほとんどなく、
あっても成立したことはありません。

5年ほど前、いきなり電話をかけてきて、
これから行くと言われ、せっかく夕食をつくったばかりなのに
2時間以上もしゃべり倒していった施主候補がいました。

腹へってしょうがないのに要望とか雑談とかが延々続き
こちらはほとんどうなずいているだけ。
「無名作家の方が我を通さないだろうからいい」とか
ちょっと失礼なこともしゃべっていたり。

で、ようやく話が一段落しそうなときに、
「じゃあ設計料はどうしましょうか?」と聞いたら
あきらかに腰が引けて「知り合いのN先生は、若手は仕事が欲しい
だろうから、無料で図面をつくってくれると言っていた」とか。
だったらその先生に描いてもらえばいいじゃん。
なんともばかにされたものです。

で、そそくさと帰って行ったのですが、
後日、一応現場だけは見に行きました。

その後はいっさい連絡がなく、成り行きを友人の建築家に
話したところ、「受けなくて正解」との返事。
そうなのかなあと、翌年の年賀状をその施主候補に出して
その後の進展を聞こうとしたら、宛先不明で帰ってきてしまいました。

何年か後に近くに行ったので敷地を見てみたら、
示された図面の敷地は2分割され、全くの他人の表札がかかっていました。

ああ、やっぱり受けなくて正解なのねと、そこでようやく納得しました。

2006年3月21日 (火)

しばらく休止の予定ですが

体調最悪でいったん停止します。



ひとつだけ。

構造設計の坂根さんに同行して、
高橋真さんのオープンハウスに行ってきました。
ご近所なんです。

上から下までくまなく説明頂いて、
そのパワーに感動しました。

うーん、自分もがんばるかあ。

2006年3月20日 (月)

お願い

どのくらいの方がここを見ているのかわかりませんが、Dscn2074_1
トップのカウンターが回らないと寂しいので
ブックマークはhttp://studio-blank.comにしてください。

IEだと何回かリロードしないとカウンターが作動しない
というバグもあるようなのですが。

よろしくお願いします。

---結局、カウンターは外しました。あると気になるので--

2006年3月19日 (日)

宮島達男展-FRAGILE

*宮島達男展-FRAGILE/SCAI THE BATHHOUSE
 060408まで/12:00-19:00/日月祝休/無料

大きな薄暗い空間に、須田悦弘さんの彫刻のように「間」をおいて
氏のトレードマークであるデジタルカウンター作品がぽつぽつと展示されています。

今回は鉄線で立体フレームを組んで、コンパクトなカウンターを
3次元上に配置した作品がメインで、数字が浮いているというイメージ。
カウンターの動きは比較的遅く、どこか蛍の光を思わせるところがあります。

カウンターチップも洗練されてきていて、iPodShuffleみたい。
小さい作品は細いコード2本だけで作動していて、
技術的な向上もなされているのでしょう。

Fragileという言葉に見合うだけの繊細さが見られ、
新たな一歩は成功しているように思われます。
やはり宮島さんにはデジタルカウンターをつくって欲しい。

しかし、帰り際に展示作品リストを見て、価格を知ったのですが、ひとつ一千万円前後!
それでも幾つか売れていましたが、ちょっとそこで印象がかわりました。
技術的な開発費とかもかかるのでしょうが、年に1回個展を開いて
2つも売れれば十分な収入になるでしょう。

デジタルカウンターに戻ってきたのが、そういう保守的な計算なのであれば
素直に歓迎できなくなるかもしれません。

VOCA展2006

*VOCA展2006/上野の森美術館
 060330まで/11:00-17:00(-19:00金)/無休/500円

40歳以下の美術家37名を選出し、平面作品を依頼するというもの。
毎年行われていて、今回は13回目にあたります。

去年1回見ているので、今回はすこしシビアな目でチェックしてみました。

まず前提として、アゾロのヴィデオにあるように、「すべてやられてしまった」。
「歴史」はとうに終わり、「時代」や「流行」という言葉さえ、有効でなりつつあります。
そんななかで作家が頼るのは自分自身以外にありません。
時代よりも個の方が重視され、波に乗るより動かないことの方に価値がうつってきています。

もはや以前の流れの中でしか存在意義がないもの、
意図的に稚拙さを出して、何かに対する批評となるもの、
目新しさや思いつきでできたような作品は無価値となりつつあります。

では、どのような作家が生き残るのか。
自分が選定、開発した言語について丁寧に何度もつくり続け、
洗練させていく、そういう誠実なタイプのひとではないかとぼくは思います。

今回の展示でそう感じたのはロバート・フラットと佐伯洋江の作品で
ともにVOCA奨励賞をとっています。

昨日は丁度この2名の作家によるトークがあったので、その影響もあるのかもしれませんが、
この2名からは創作に対する真摯な姿勢のようなものを感じました。

がんばってください。

2006年3月18日 (土)

「マオ」と「ホテル・ルワンダ」

奇しくも2つ実話虐殺ものに同時に触れたのですが、
「マオ」の方に強い拒絶反応あり。

毛沢東の伝記で「これが真実」というウリのようですが、
ただただ毛沢東がずる賢くて、どん欲で臆病でと
ひたすら毛沢東だけをみっともない悪者、犯人であると綴ってあります。

本当にそうなのかもしれないけれど、そういう一方的な決めつけが
中国を不幸にしたのではないかとも思います。
いまだに言論の自由が保障されていない国なので
フラットな視点で書けという方が難しいのかもしれませんが。

上巻の半分を読んで、買ったことを後悔し始めています。

2006年3月17日 (金)

施主について

「文章」にある「施主について」という小文がall aboutで引用されて
それを読んだ方がblogに感想をupして頂いています。

http://hanamonrakuya.livedoor.biz/archives/2005-04.html
http://blog.smatch.jp/okappa

もうひとかた、いらっしゃったような。
書いた当時から、自分でも偉そうなかんじだと思っていましたが
1998年の文章なのですね。
独立して3年目。うーん、やっぱりナマイキでしたね。

この間に日本の住宅も随分グレードアップしました。
マスコミが建築家という職業を一般の方に紹介してくれたので
勉強している施主は増えましたし、
センスのある若者が建築家を目指すようになりました。

明らかに的外れなこだわりを持つ施主は減ったようですし、
建築家も採光、通風、床暖房、ローコスト、モダン和風などという
多くの施主に共通した要望に理解を示すようになりました。
今はもうケースごとの施主と建築家の個人的な相性を
考えるだけでいい時代になったのかもしれません

むしろあの文章は公共施設にあてはまるかもしれません。
官庁という責任の所在が不透明な組織が発注するため、
住宅に比べて建築家の発言が通りやすいので、
これが有名建築家の「センセイ」の発案だったりすると
とっぴな発想がそのままできてしまったりします。

そういうものは同業者が見ると結構わかるものです。
「あああ、終わってしまったなあ…」

2006年3月16日 (木)

NANA

DVDを借りて見る。

原作の漫画は映画のストーリーの前半くらいチェックしていましたが、
あれをベースとするなら最上じゃない?

中島美嘉の最初のセリフを聞いたときはどうなるかと思いましたが、
この映画を決定づける歌はイイよ。大正解。ナミダがでた。

キャストも言われるほど悪くないと思います。
中島、宮崎はもちろん、成宮くんやドラマーもはまっているし、
龍平くんは賛否ありそうですが、こういう存在感で勝負する役は合っていると思う。
「御法度」とかね。「恋の門」はさすがに無理がありましたが。

ストーリーも余分なものを省いて、うまいところで終わっています。
原作だと、このあと延々グダグダが続くそうですが、それは見たくない。

女性どうしの感情を扱った映画では「blue」よりいいのでは?
原作ではblue>>>>NANAですが。
「tokyo.sora」にあったような都会の閉塞感なんかも
うまく漂わせて、イイ感じに仕上がっていると思います。

google tool bar

ページランクが見られるというので、Firefoxをインストールしてみました。
うーん、いまいち。
起動が遅いし、デザインもよくなく、スタイルシートを一部読まない。
ページランク表示も意外と興味ひかれないし。

それより、FirefoxでgoogleからこのHPトップを検索したら、
表題が化けていたことの方がショック。
前にもサーバ上のデータが文字化けしたことがあるうえ、
IEでアクセスカウンタがしばらくフリーズしていたことも昨日判明し、
アクセス情報も当初から異様な数値が出ていて改善されないなど、
なんか、Yahoo!のサーバ大丈夫か??

2006年3月15日 (水)

ニューヨーク

ニューヨークってやっぱり特殊ですよね。

近代が作り上げた街は敷地に余裕があることが多いので
超高層を密集させる必要はありません。
ブラジリア、キャンベラ、つくば、パリ・デファンスしかり。

そのうえ現代では電話、自動車、鉄道が普及したので、
場所の持つ絶対性というものも薄れています。

昔は商売をする人が集まり、生活してカスバのような
人口密集地が生まれましたが、今は基本的に職住分離。

しかしニューヨークはなぜか知らないが超高層が密集していて
しかも足下まわりがにぎわっている。
他にほとんど見られない風景で、新宿副都心は足下はすかすかですね。

「デリリアス・ニューヨーク」を再読してみるかなあ。
そこには世界一の街をつくるという欲望と、
現代のカスバをつくってみるという、実験的側面もあったのかもしれません。

アール・デコの建築が多いというのも特殊でしょう。
そのため、後のモダニズム建築はなかなか入る余地がなかった。
めったに手に入らない希少価値のあるチケットみたいなものですね。

ミースは最上の条件で手に入れた、コルビュジェはあと一息のところで
手元からチケットがすり抜けてしまった。
サーリネンは建てたけど、カーンはプロジェクトすらなかった。
ジョンソンやペリは商売上手だったのでしょう。
ライトはグッゲンハイムを建てたが、超高層もやりたかったのではないでしょうか。

デリリアス・ニューヨークを書いたコールハースは
Moma増築コンペで負けてしまった。
彼も建てたいのではないかなあ。
ニューヨークにはなぜかそんな魅力があるように思います。

そういえばホイットニー美術館増築、またもストップ。
鬼門ですね、あれは。

2006年3月14日 (火)

方圓館

お散歩コレクションに抜けていました。
古くからの洋館を改装しながら使い続けています。
なかには象設計集団の家具などを手がける方のアトリエを主に
ケータリング会社や象の東京事務所なども入っているようです。

象は自分が最初にはまった設計事務所で、
今は北海道を拠点に活動されていますが、
まだ東中野に事務所を構えられていた頃に、
入所希望で学生課題を持って、訪問したことがあります。

代表3人のうち大竹さんは既に亡くなられていて、
樋口さんと富田さんに図面を見て頂きました。
樋口さんは頼りになる兄貴、で富田さんはひらひらと舞う
蝶のような方で、その印象は強くのこっています。

結局、入所はかなわなかったのですが、もし入れていたら
別の人生になっていたかもしれません。

同様なことを大学入学時期についても思っていて、
もし1年浪人していたら、講師で北山恒さんと出会う機会があり、
同期に西沢立衛さんや下吹越武人さんら強豪がいて、
就職活動時期にちょうどバブル真っ盛りと
一年ずれただけで、随分と環境が変わっていたはずです。

結果的に自分には師匠と呼べる存在はなく、
特に意識するライバルもいない、独立独歩の道を歩んできました。

それはしんどい道ですが、自分で納得できる生き方なので
今ではよかったのではないかと思っています。

2006年3月13日 (月)

アクセス減

HPの方、更新していないからかしら。
最近面白い展示とかないからなあ。

「スイス・スピリッツ」とか「ロダンとカリエール」とか見たけど
特に感想を述べられるものではありませんでした。

水戸はもうちょっと暖かくなったら行こうと思っています。

2006年3月12日 (日)

ページランク

移転前の4まで戻りました。
この掲示板は3。
閉鎖した前のサイトも3。

掲示板はhomeからしかリンクしていないのに
なんか不思議な数値です。

いろいろ調べてみると個人のページで5、
法人のベージで6くらいまでは行けそうですね。
yahoo.co.jpが6、yahoo.com、googole.co.jpが9、google.comが10。

今年読んだ本

愛情生活/荒木陽子
くうねるところすむところ/平安寿子
明日の記憶/萩原浩
三年身籠る/唯野未歩子
東京命日/島田虎之介
iConスティーブ・ジョブズ/ジェフリー・S・ヤング+ウィリアム・L・サイモン
ガール/奥田英朗

まあ、これじゃ文体もくずれますわな。

平行して読んでいるのが梶井基次郎の「檸檬」
読み進め、死期が近づくとともに文体は洗練され、
小説というより詩と呼べそうな、文体自体が芸術になっている。

映画で言うとアンドレイ・タルコフスキー。
建築で言うとウィトゲンシュタイン邸のような、
扉ひとつとっても、ただ者ではない、と思わせる作品。

2006年3月11日 (土)

なんとも

文章を書けば書くほど、文才がないと思います。
昔はもう少しましだったような気がしますが…。

才能は記憶力との関連が強いように思います。
自分なりのスタイルを築くまでは、
誰かの文体をイメージしてトレースすることが
トレーニングになるのではないでしょうか。

文章に対する記憶力は日に日に落ちているような気がします。
文章というより情報としてスキャンしてしまっているような。

2006年3月10日 (金)

ビジュアルエフェクト

思いついてレンタルショップでピンク・フロイドの「原子心母」をかりて聴きながらEffect
iTunesのビジュアルエフェクトを楽しんでいます。
思った通り、曲のクライマクスの動画は圧倒されました。見ていて飽きない。

Macはこういう遊び心があるからいいですね。
OS9ではWindowsにだいぶ追いつかれましたが、OSXでまた突き放した感じ。
ランチャーをクリックするとアイコンがぴょんぴょんはねたり、
アイコンを削除すると煙をだして消えたり、funにあふれています。

iTunesでWindows上にリンゴのマークが浮かぶとなぜか嬉しい。

2006年3月 9日 (木)

dog in the sky

造花のDOG。Dscn2021_1
かわいいでしょ。

2006年3月 8日 (水)

屋上緑化

お散歩で梅が丘まで行ったとき、最上階のテラスから
かなり大きな木が道路方向に突き出すように伸びているビルを発見しました。

コンクリートの壁面から直接生えているような唐突な緑。
よく見ると屋上に置いてあった樹木が倒れてテラスからはみ出たようです。

思わず写真を撮ったのですが、使わないかと思って消してしまった。
もったいない。

2006年3月 7日 (火)

コールハースとジョブズ

ふと思ったのですが、似てませんか?この二人。

本業(建築-PC)にはあまり思い入れがないという姿勢をとり、
副業(調査、出版-映画、音楽)に精を出し、
自らは線を引かず、戦略をたて、チームを統合していく。

一方で、ものそのもののデザインは細部にわたり
革新性を求めてコントロールするあたりとか。

大島健二さんと瀧口範子さん

おふた方の新著が書店にならんでいますね。
ともに前著のパート2と位置づけられそうです。
普段あまり触れることのない「建築界」の話や
「建築家の素顔」などに触れた本です。

前著はともに書店でひかれたものの、
買うのも大人げないかと距離をおいていましたが、
瀧口さんのコールハース追っかけレポートは
誘惑に負けて結局買ってしまいました。

大島さんは某住宅コンペで同席させて頂いたことがあります。
建主の一般的な隠れた要望をよく把握している方だとお見受けしました。

で、今回の著作なのですが、瀧口さんは伊東豊雄さんを
セレクトしています。
自分が学生の頃、建築家に関する論文を書くという課題で
シルバーハットを建てたばかりの伊東さんを選んだ時、
同期から「そんな人もいたねえ」と言われたことを
思い出すと隔世の感があります。
しかし内容は冗長でどこかで聞いたことのある話も多いような。

大島さんの方はQ&A形式になっていて、
どこか「生協の白石さん」を想起させるところがあります。
前著の「建築ツウ」はざっと目を通して面白かったのですが、
楽屋ネタが多く、今はウケても先はどうかと思いました。
その見識は自分にとって本当に必要なのか?
どうなのだろう。

2006年3月 6日 (月)

iPod

歩いているときに聴覚をシャットアウトしてしまうのは
もったいなく、自分はiPodに興味ないのですが、
連れがiPod shuffleをもらって、Windowsで読み込まないというので
昨晩格闘していて、結局解決せず疲労困憊しました。

Windowsはわっかんねー!

で、今朝eMacでフォーマットしたら、どうやらWindowsの
iTunesが壊れていた模様。再インストールしたら解決しました。

音が出ないというトラブルもいろいろいじってから、
ノート本体のダイアルでミュートされていたと判明。
なんだよ、そんな単純なことか。orz

2006年3月 5日 (日)

お散歩コレクション

featureをひとつ追加しています。
自宅の徒歩圏内にある住宅の写真です。
明大前に住んではや14年。
そろそろ整理しておかないと、忘れるものがありそうでしたので。

たぶん幾つかはもれていると思いますが、全44件。
偶然見つけたもの、長い間捜したもの、
昨日初めて見つけたもの、などいろいろです。

再訪した印象は様々でした。
ぱっと見て十分なものや、しばらくとどまっていたいもの。
実物とファインダーをのぞいた感じとできあがった写真もそれぞれで印象が違います。
時間がなかったので、逆光の写真が多くて見づらくなってすみません。

あらためて通してみると、ハコ型が多いですね。
写真で見るとどれも似通った感じ。

最大のショックはハネギ・コンプレックス(篠原一男作)が
解体中だったこと。
そんなに古い建物ではないし、RCで地下もしっかりつくってあって、
なんで壊されるかなあ。
誰にも案内しなかったことが悔やまれます。

実はその直前にホワイトマジックボックス(東孝光作)も見つからなくて、
解体か?と一時呆然となりました。
建築は街の財産です。
住宅地の片隅にあって、建築関係者にもほとんど存在を知られないまま、
消えていく作品には何とも言えないむなしさを感じます。

2006年3月 4日 (土)

my god!

ハネギ・コンプレックス、解体。Dscn1970_1

2006年3月 3日 (金)

室内

「室内」休刊ですかあ。
ちょっとさびしい。

なんの因果か、マイナーな自邸を2回も取り上げてもらって
とても感謝していました。

とりあえず、おつかれさまでした。
また、やりましょうよ、いつか、復活戦!

iCon

スティーブ・ジョブズの伝記を読んでいます。

appleの創業者であり、一時排除されながらも
カムバックしてipodの成功を収める
伝記にはもってこいの素材だと思いますが
「イサム・ノグチ」みたいなストーリーを
期待していると裏切られます。

非常にさめた目で見た文章になっています。
それがいいのか悪いのかわかりませんが、
一種のカルトの教祖的存在を扱ったゆえの
かたちなのでしょうか?

2006年3月 2日 (木)

ダビング

早々と「建もの探訪」の収録VTRが届きました。
「ビデオ」って言ってたよなと思いつつ、
わずかな期待を持つも、ああやっぱりVHS…。

VHSって結構すぐにダメになりますよね。
うちにある昔のビデオは何本かは劣化していて、もう見られません。
まず音声がダメになり、次に画像もモノクロ化していきます。

DVDに落とそう。

2006年3月 1日 (水)

ソファ

買ったもののあまり使っていない。2階は寒いので、事務所でパネルヒーターかけて隠っています。Dscn1941_1
だいぶ前に原広司さんの粟津邸で、グラフィックデザイナーの施主のインタビューを読んだのですが、このフレーズが強く印象に残っています。

「冬などは雪が降るとアトリエの天井のところに積もるんですね。そんな時、ストーブにやかんをかけてあたっていたりすると、ふと学校の守衛さんみたいな感じになって、現代建築の鐘楼守をやっているような気分になりました」(BOX1985/9ダイヤモンド社)

まさにこんな感じ。

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