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2006年3月15日 (水)

ニューヨーク

ニューヨークってやっぱり特殊ですよね。

近代が作り上げた街は敷地に余裕があることが多いので
超高層を密集させる必要はありません。
ブラジリア、キャンベラ、つくば、パリ・デファンスしかり。

そのうえ現代では電話、自動車、鉄道が普及したので、
場所の持つ絶対性というものも薄れています。

昔は商売をする人が集まり、生活してカスバのような
人口密集地が生まれましたが、今は基本的に職住分離。

しかしニューヨークはなぜか知らないが超高層が密集していて
しかも足下まわりがにぎわっている。
他にほとんど見られない風景で、新宿副都心は足下はすかすかですね。

「デリリアス・ニューヨーク」を再読してみるかなあ。
そこには世界一の街をつくるという欲望と、
現代のカスバをつくってみるという、実験的側面もあったのかもしれません。

アール・デコの建築が多いというのも特殊でしょう。
そのため、後のモダニズム建築はなかなか入る余地がなかった。
めったに手に入らない希少価値のあるチケットみたいなものですね。

ミースは最上の条件で手に入れた、コルビュジェはあと一息のところで
手元からチケットがすり抜けてしまった。
サーリネンは建てたけど、カーンはプロジェクトすらなかった。
ジョンソンやペリは商売上手だったのでしょう。
ライトはグッゲンハイムを建てたが、超高層もやりたかったのではないでしょうか。

デリリアス・ニューヨークを書いたコールハースは
Moma増築コンペで負けてしまった。
彼も建てたいのではないかなあ。
ニューヨークにはなぜかそんな魅力があるように思います。

そういえばホイットニー美術館増築、またもストップ。
鬼門ですね、あれは。

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