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2006年4月 8日 (土)

アウトサイダー・アート

「アウトサイダー・アート」という本を読みました。

アウトサイダー・アーティストの定義は
・過去に芸術家としての訓練を受けていないこと。
・芸術家としての名声を得ることでなく、あくまでも自発的であること。 
・創作の過程で、過去や現在における芸術のモードに影響を受けていないこと。
であって、精神病患者や霊能力者が多い。
もともとはデュビュッフェが「アール・ブリュット」と名付けたもので、
日本でも1990年代半ばあたりから展示される機会が増えたそうです。

美の基準なんてものは時代によって変わってきますが、
その拡張はデュシャンから始まって、とりあえず一巡したように思います。
今、ぼくらは「美」という観念を疑問視し、あえて無視するのではなく
自らの基準で美を語っていいと思う。
個人個人によって評価する作家がまちまちでもいいと思います。

アウトサイダー・アートにはゴッホは含まれず、草間は入るようですが
インサイドと同様に当然、いいものも悪いものもある。(自分にとって)
喜舎場盛也の「漢字の宇宙」やロール・ピジョン、寺下春枝によるペン画、
坂下チユキによる精密画などは自分は好きです。

今はインサイドの美術の評価方法がアウトサイドの評価軸に
純粋に美を見るという点で、近づいていっているのかもしれません。

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