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2006年5月 1日 (月)

人間の未来へ ダークサイドからの逃走

久々の美術展 レビューは1年3ヶ月ぶりに訪れた水戸芸から。

*人間の未来へ ダークサイドからの逃走/水戸芸術館
 060507まで/9:30-18:00/月休/800円

出展者は
マグダレーナ・アバカノヴィッチ/マイケル・ライト/ユージン・スミス
フィリップ=ロルカ・デコルシア/ジェームズ・ナクトウェイ
スゥ・ドーホー/アントニー・ゴームリー/長倉洋海/ビル・ヴィオラ
橋本公/シリン・ネシャット/広河隆一/オノ・ヨーコ
美術家と報道写真家、さらに詩や文章などが混合した展示となっています。

まず、ひとことで言うと「シビア」な展示。
反戦への明確なメッセージが読み取れます。
楽しく見るというものではありません。
今の時代にこれほどの危機感を抱いているというのは意外でした。

原水爆を扱う展示が2点、戦場及びそれによる貧困を扱った写真が3点。
これだけ重なってしまうと、個々の作品よりテーマの方が強く押し出されていると感じます。
悪く言うと美術家はそのためのコマになってしまっている。

多様な読み取りができる美術の方がより豊かであるとぼくは思っているので
もったいない扱いだなあと思いました。
アバカノヴィッチ、スゥ・ドーホー、ビル・ヴィオラはそんな枠に収まる器じゃないでしょう。
特にアバカノヴィッチの展示には谷川俊太郎の詩が添えられていて、
詩自体は悪くないのですが、あれを組み合わせることで
美術展示の読み取りが単純化してしまうのはどうなのでしょう。

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