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2007年2月

2007年2月28日 (水)

幻のボトルケージ

クランク、チェンリングの件は、交換するなら全部まとめてDscn3283
Chorusにしないと中途半端ということで、
当面は今のMirageを使い続けることとなりました。

しかし、ARGONの「顔」が弱いのは明らかで、
それをコストの低いボトルケージで代用すべく、
エリートパタオのゴールドメッキのものを購入しました。

これは取付けてみると、やはり目立ちまくりで違和感ばりばり。
それでも目が慣れるかもと、数日放置してみましたが、
決定的だったのは、ケージが「図」として主張しすぎて、
自転車本体が「地」として後退し、本来持っていた
モノトーンの美しさが失われてしまうということでした。

黒に戻すのも芸がないので、泣く泣くパタオのクロムメッキ
バージョンを購入、交換しました。ゴールドのケージは床の間行き。
せめてサドルかホイールにゴールドが入っていればよかったのですが。

いつかまた使える日がくるのでしょうか?(遠い目)

2007年2月27日 (火)

森山邸

昨日の続きで、建築家による建築の航空写真集なんかがあったら面白いなと思い、Dscn3284
Google検索をしていると、偶然ある住宅の場所が特定でき、見に行ってみました。
建築をやっている人はだいたい知っている、昨年いちばんの問題作です。

この住宅は門もフェンスもない平らな敷地に部屋単位の小さな白い鉄板キューブが
散在していて、部屋を移動するときは路地状の外部を通るというユニークなもの。
アイデアだけならともかく、実現するとは思いませんでした。

最初にぱっと見た感じは、美術館のインスタレーション展示か
ギリシアサントリーニあたりの白い建物と細い路地、という好意的なものでしたが、
次の瞬間には居心地が悪くなっていました。

幾ら路地状とはいえ、そこは私有地で全くのプライベートな空間。
入りたいのに入っていけない。
さらに開口部もかなり大胆に設けられていて、場所によっては
道路から生活空間が丸見えになっているところもあります。

これは「見てもいいよ、気にしないよ」ということなのかもしれませんが、
むしろ「何見てんだよ!」という開き直った威圧感のようなものを受けました。
別に自分は中の生活に興味がある訳ではなく、のぞくつもりもないのに
生活音が聞こえてきて、道にたたずむだけでも悪いことのように思えてきます。

見たくないものは見せないで欲しい。
極端な話、空き地に便器が置いてあって、用を足しているのが丸見えって嫌でしょ?

建築家はこの土地に大きなボリュームを持ってくると威圧感を与えてしまうから分散させた
と、この建物を説明していますが、案外こっちのほうが暴力的かもしれません。

アートとかテンポラリーなものならいい。
例えば展示空間に住んでしまうとか。主客転倒して適度な問題提起にはなるでしょう。
かたちでいうと奈良美智とかPHスタジオとか、川俣正の看板住居とか?

しかし恒久的なものとなると話は別です。
いずれ窓にブラインド、路地に樹木などというかたちで、妥協するのでしょうか。

2007年2月26日 (月)

航空写真

GoogleMapの航空写真がだいぶ精度が上がったようです。Thouse
写真中央はぼくの自邸です。

建物は1本のチューブが立体的に折れ曲がる、
長ーいワンルームで、6つの「L」型空間でできています。

写真で見るとちっちゃいですね。
しかも敷地は細長くて、それをさらに短辺を2等分しています。
ま、普通はやらない、まさにここにしかない建物です。

ほんとは裏面がかっこいいのですが、隣地に侵入できる訳もなく、
建て替えのときは真っ先に行って、写真を撮るつもりです。(笑)

2007年2月25日 (日)

ケミカル

エバーズ・チェーンクリーナーなるものを買いました。Dscn3281
超遅乾性の洗浄剤。速乾性等製品もありますが、どっちがメリットあるのでしょう。
チェーンオイルは以前から同様、フィニッシュライン・ドライテフロンルーブ。
乾いた皮膜を成形しホコリや泥を寄せ付けないドライオイルです。

この組み合わせがいいのかわかりませんが、
とりあえず3車のチェーン、スプロケット、チェンリング、RD、FDを洗浄しました。ARGONとSILKはミッシングリンクのコネクトなので、はじめてはずして洗浄しました。
ワイパーマンコネックスとKMCなのですが、見た目はKMCが優れるも
はずしやすさはワイパーマンのほうが上のようです。

さてチェーンを取り外して、コンビニ袋のなかでチェーンクリーナーを噴射し
もんでみると、みるみるうちに袋が黒くなっていきました。
購入当初からの粘着力ある錆び止めもきれいに落ちました。
なかなか優れものです。

ARGONもSILKもFDが案外汚れており、ピカピカになって嬉しい。
あとは金色のボトルケージ買おうかなと画策中。

2007年2月24日 (土)

なぎら健壱

なぎら健壱さん。
もともとは「およげ!たいやきくん」の裏面で稼ぎ損ねた
フォークシンガーとの認識でしたが、
吾妻びでおさんの「逃亡日記」で日本漫画家大賞の審査員として
登場したと思ったら、今度は道路交通法改正試案への
パブコメ提出の場面ででてきました。

このひと、PASSONIのバイクを衝動買いしたんだっけ。
イタリアで直に購入したのだと記憶しています。
床の間状態だそうですが、そんなお金、どこで稼いでいるの?

で、Wikiで引くと「月刊アスキー」の編集長になったとのこと。
そういえば、事前に話題になっていました。順調なのかしら。

昔は「タモリ倶楽部」とか出ていたっけ。
自分が昔、鼻ひげをたくわえていた時、
このひとに似ていると言われてショックだったなあ。(笑)

2007年2月23日 (金)

金欲

Recordのチェンリングに取り付かれたような数日を送っていましたが
なんとか欲望を抑えつつあります。

ARGONのコンセプトは安くてシンプルなかっこいいカーボンロード。
チェンリングを交換するとトータル30万円を超すので、それはちょっと。
デフォルトでChorusのクランクを導入するのとほぼ同等な額というのも
他のパーツと比べると明らかにアンバランスです。

自転車トータルのカラーコーディネートからすると、チェンリングは黒で正解。
しかし、そこであえてマットゴールドを持ってくるのは、ひとつには自転車らしさを出すため。
SILKにアメサイドのタイヤを履かせたのと同じ考えです。あえて一カ所はずしてみる。

もうひとつは、パーツ単体での所有欲。SILKのヌーボレコードRDにあたるものです。
金額的にはARGONではニュートロンのホイールが相当するのですが、わかりづらい。
そこで「金」なのです。

昔から金色、オロ仕上は好きでした。古くはチェーンとリアスプロケット。
デ・ローザのチンクワンタではサドルとバーテープ、ボトルケージが金でした。
ARGONを組む前に視察したシミズのバイクは、カムシンのゴールドホイールに
黄色のサドルとバーテープを合わせていました。金、ホスイ。

当面はパーツクリーナー買って、金味がかったチェーンを光らせておきます…。

2007年2月22日 (木)

今月の自転車雑誌

最近、日記で触れたことが記事になっていましたのでチェック!

・ロードバイクオールカタログ:ARGON18載ってますね。今年から大々的に
 展開するそうな。悪い評価は見たくないな。
 昨年のサイクルモードで見たクワハラの菊一文字も製品化されてます。

・BICYCLE CLUB:道路交通法改正試案、いい方向に転がったようで何よりです。
 建築家の千葉学さんが巻頭5ページで特集!趣味でこれだけ取材される建築家も
 少ないかも。それにしても中学生時に長谷川に入浸り、大学時にMANONを
 オーダーする等、なんというか。
 他誌でも触れていましたが、忌野清志郎さんのニューバイク完成。
 ヒルクライム+リハビリ用。お写真も載っていてお元気そうでなにより。

・CYCLE SPORTS:デ・ローザ特集の冊子にエディ・メルクスとの関係の記述あり。
 フレームに自らの名前を入れたのはメルクスだけだったそうな。
 Fiat移籍後はメルクスブランドを立ち上げ、デ・ローザによるバイクに
 乗っていたとのこと。それってどこ製バイクと呼ばれるのだろう?

2007年2月21日 (水)

チェーンリング

ちょっと不満のチェーンリング。7record_cpct
ミラージュ-ケンタウルまでは板金をプレスしたような、
コーラスとレコードは板を研ぎ出したような感じで、
後者にひかれています。色的にもチェーンと同色というのは案外いい。

しかしいろいろ調べていくとカンパの07チェーンリングの
替え歯というのはレコードが少数あるくらいでほとんど見当たらない。
かわりに互換性があるとうたっているTAのNERIUSと、
チェーン脱落防止ピンがカンパの位置にも選べるストロングライトCT2
が候補として浮上してきました。

価格としては以下の通り。50T×34T。現物もチェックしました。
・Campagnolo Record:18200円(PCD110/109)明るいブロンズ色
・TA NERIUS:12320円(PCD110/109)黒主体にシルバーがアクセント
・Stronglight CT2:10050円(PCD110)マットブラック

このPCD109というのがくせ者で、カンパクランク裏側のピンは1カ所
位置がずれていて(おそらく1ミリ)ストロングライトは互換性が
ないとのことでした。うーん、残念。

TAはカルミナライトのような造形で、美しいけど線が細い。
クロモリなど細いフレームに合うデザインです。
今回はカーボンなのでどちらかと言うと面で見えるリングが欲しい。

するとやっぱりRecordになってしまう。
しかし安いクランクセットが買えてしまうような値段。
だったら最初からChorus(実売36000円)買っとけよというかんじです。

ちなみにMirageクランクは1式14280円でした。
歯が消耗したら替え歯を買うより、本体ごと買い替える方が安い。
なんだかなあ、なんでカンパはこんな変則的な規格にしたのか。
Recordにしたらピン(2000円くらい?)も黒に替えたいし、うむむ。

今のMirageのピンの質感は気に入っているので、とりあえず保留です。

2007年2月20日 (火)

2ヶ月めのインプレッション

昨日初めてジャージの後ろポケットに財布、鍵、工具を入れて
ウエストポーチなしで、なるしままでひとっ走りしてきました。
なんというか「自由!」という感じに身軽で、サイクルウエアって素晴らしい。

さてARGON組んで2ヶ月になりますが、軽くインプレッションを。
まず、知名度がないのでおそらく盗まれにくい。(笑)
これ、結構ポイント高いです。

当初感じた「疲れなさ」はだんだん慣れてきてしまいましたが、
上り坂は明らかに楽です。同じ道を下って随分急でびっくりしたり。
スケルトンはニュートラルでくせがなく、思った通りに走ってくれます。
安定感もばっちり。フレームがたわむ感じもありません。

ステムが従来のポジションより10ミリちょっと長いのは在庫がなかったせいですが
トルクをかけているときはOKなるも、巡航に入るとちょっとバーが遠い感じ。

変速は当初かなりいじって悩みましたが、知らぬうちに解決したようです。
が、ミスシフトはまだたまにあります。

ペダルは唯一の海外(香港)からの通販で、送料込みだと結局
たいして安くならなかった上、シャフト側のキャップが外れるという不良あり。
メーカーや代理店にメールするも返事はなく、仕方なしにアロンアルファで止めました。
結果、ちょっと回転が渋くなってしまいました。

サドルは骨盤の大きさに合わせて130、143と幅を選べるタイプで、
日本人は小柄だから狭い方でいいだろうとあまり考えずに130にしましたが、
実際、日本人の8割は143の方が適しているという話を聞きました。
この前、ウエストバッグをして90キロ走ったときは終盤、骨盤がかなり痛みました。
アナトミックなデザインは気に入っているのですが。うむむ。

チェンリングは歯がぺらぺらなのがどうも気に食わないです。
全体の配色を見ても、歯だけレコードにしたほうがいいかなと思っています。
どこかで売ってないか、検索中。欲しくなってきたぞ!

2007年2月19日 (月)

黒いアルミ

カーボンで黒ならわかるのですが、自転車のアルミパーツでもDscn3190
今やほとんどの部品が黒がデフォルトになっています。
アルミは素地を生かしたアルマイト処理が以前は主流だったのですが
どういう経緯で黒になったのでしょう?

住宅のアルミサッシも同じような流れとなっていて、
規格品の住宅サッシでは既にアルマイト色が絶滅しました。
一応ステンカラーという薄くブロンズがかった色はあるのですが
モノトーンで決めた空間には今ひとつ合いません。

黒も悪くはないのですが、質感がなくプラスチックみたいに見えます。
これは自転車のカンパの廉価品を見れば納得されると思います。
住宅の場合「高級感」「耐汚性」を狙って黒が普及したようですが
自転車の場合はどうなのでしょう?

ARGONでは開き直って黒主体で組み付けました。
品数が豊富で選択は楽だったのですが、質感でいうとフレームも含めて
クロモリやチタンに明らかに劣ります。
まあ、確信犯ではあったのですが、それにしてもパーツの黒というのは
何かメリットがあるのでしょうか?
歴史的に見るとカンパスーパーレコードのRDでチタン部分?を
黒くしたのが始まりのように思いますが。

2007年2月18日 (日)

夢を与える

*夢を与える/綿矢りさ/河出書房新書/1300円

第130回芥川賞受賞第1作で受賞後3年めにしての新作だそうです。
美少女の芸能界残酷物語、もしくは母娘2代のダメダメ恋愛物語。

文章な下手な自分が言えることではないですが、ストーリー展開、設定、ネタ振り
セリフ回し、特に大人の人物の描き方、視点の安定さ、すべてのレベルが低い。
だって作者はまだ22-23歳。芥川賞受賞時が19歳!

作者は否定しているらしいですが、登場人物の少女の悲痛な叫びが
作者の2作目を書く上での苦しみとオーバーラップして見えてしまいます。

芥川賞はただの話題づくりじゃないですか?作者はその犠牲者に見えます。
ジャンルに関係なく、「賞」の受賞者は26-27歳以降と限定した方が
無理がないように思います。スポーツじゃないんだから。

今は期待するだけ無理ってものです。焦らずゆっくり成長してください。

2007年2月17日 (土)

多摩川CR上流ラン

井の頭通り-多摩湖自転車道-多摩湖-新青梅街道Dscn3230
-羽村-多摩川CR-郷土の森と走ってきました。
先日の下流ランとあわせて多摩川CR踏破です。

多摩湖自転車道は柵が多くて、あれじゃ歩行者道だ。
多摩湖はほんとに貯水池で西武ドーム以外なんにもなし。
新青梅街道はトラックがぶっ飛ばすかと思うと今度は渋滞…。

やれやれ、ようやく着いた羽村の多摩川は、水が澄んでいて気持ちいい。
空気も気持ち、澄んでひんやりしているような気がしました。
写真は玉川上水の起点。結構な水量です。

CRを少し下って、多摩川中央公園でコンビニ昼食。
日差しがあったせいかカンパのジャージの下は汗だく。
しかしジャージは風にはらむことなく、いいかんじ。

CR上流はとぎれとぎれで、迷いつつもなんとか下流へ。
府中のあたりから高校生が固まって歩いていて道をふさぎ迷惑。
学校の授業かなんかなのですかね。
5人横に並んでいてよけようともしなくて、お前らはGメンかと!

調布のプロペラカフェは発見できず(逆側でした)、
休むと汗で身体が冷えるので早々に帰途に着きました。
昨日の走行距離89.4km。
アンダーウエアはまたちょっと考えよう。

2007年2月16日 (金)

チョコレート専門店

もう9年くらい前に、大学時代の先輩の家に遊びにいき、
冷蔵庫に冷やしてあったゴディバのチョコレートを
奥さんに無断で食べてしまい、怒りを買ったことがあります。
(食べ物の恨みは恐ろしい…)(笑)

で、お詫びにおいしいチョコレートを捜しにネットをまわったのですが
当時は専門店というものがほとんどなく、
結局わずかな情報を頼りに銀座の松屋で購入しました。
色気のないサイコロ状の生チョコレートでしたが、当時はまだめずらしく、
少し試食したところ、おいしくてびっくりしました。

最近はチョコレート専門店って増えましたね!
自分が今まで行った店を検索しようとしても、
他の知らない店が山のように引っかかって見つからない状態です。

とりあえず、見つかった店
ピエール・マルコリーニ銀座/休日は行列ができます。数量限定のパフェが売りだったような。
http://www.pierremarcolini.jp/
ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ/六本木ヒルズ。ここで買って公園で食べましたが、
あっという間になくなりました。量的にはほとんど試食品。
http://www.lcdh.jp/
ピエール・エルメ・パリ青山/コーヒーセットで結構なお値段で、コーヒー代高っ!
http://www.pierreherme.co.jp/

2007年2月15日 (木)

St.ヴァレンタインデー

小さなチョコレートケーキと、粒チョコとDscn3227
リアルなウサギのチョコを頂きました。
数が多いのは今のちょっとした家庭内ブームを反映しています。
公言できるような内容ではありませんが。(苦笑)

思いがけずにプレゼントまで。わざわざOD BOXまで行って、
カンパのジャージを買ってきていただきました。
誕生日に時にちょっと迷ったやつです。よく覚えてたな。

これで冬もばりばりだあ。多摩川上流に行きたい。

2007年2月14日 (水)

MTBでツーリングですか?

昨今の風潮は、かっこいいこと(ファッション性)とお手軽さで
ムーブメントをおこせるか、決まっている感じがします。
ロードバイクはかっこいいし、手軽にスピード感を味わえる。
逆に泥臭い、うざいのは嫌というのが大きな流れであることも確かでしょう。

最近はYHも衰退しているでしょう。旅館はソロツーリストに冷たいし予約が面倒です。
キャンプも車で乗り付けて立派な炊事用具を持参するというパターンが多いようです。

12年ほど前に大学のOBランに参加したときは、
現役部員は普通にMTBに乗り、キャリアにラジカセ積んで楽しんでいました。
ランドナーでなくてもツーリングはできるのです。

自分はランドナーの後継者を小径車に見いだそうとしています。
長距離の移動は困難なるも、お洒落である。手軽でもある。
日本人が好きな「かわいさ」もある。仰々しくない。
スチールフレームも残っているので、ランドナー的味付けもしやすい。

今のところ小径車は主に街乗り、日帰りという使われ方をしていますが、
お洒落なバッグと民宿、ペンションをセットで紹介していけば、
ツーリング的使われ方もしていくのではないか、そんな気がしています。

2007年2月13日 (火)

ルネ・エルス

GAMIさんから頂いた、ニューサイクリング誌1968.12と1994.4のHerse_1
ルネ・エルスに関する記事のカラーコピーに目を通して知恵熱状態です。

フューチャーされているのは沼勉氏が現地でオーダーした、
日本で最も有名とされるオレンジ色のランドヌーズです。

ルネ・エルスを初めて日本に持ち帰ったのは鳥山新一氏で
1954年のシクロツーリズムだったようです。
これはおそらく東叡社、東京サイクリングセンターに持ち込まれ
分解、研究されて日本のランドナーの土台となったと思われます。

1969年の東叡社のカタログを見るとそのことが裏付けられ
ややぼったりしたランドナーがラインナップされています。

カンティレバーのブレーキ、前ガードに取付けたヘッドライト、
うねったランドナーバー、リアキャリアと後ガードのテールライト、
オプションでシクロディレイラーなど。

「The Golden Age of Handbuilt Bicycle」でフューチャーされている
1952年のフレーム総メッキのシクロツーリズム(写真)も
それとよく似ていて、沼氏の記事で引用されている、
ダニエル・ルブールのイラストもほぼこの魔物的自転車と合致してます。

ルネ・エルス(1913-1976)は1940年代後半から自転車をつくりはじめ
前出の写真集では1971年の元気そうな姿が写っていますが、
晩年は目を患い、娘であるリリー氏にバトンタッチしていたようです。

沼氏がルネ・エルスをオーダーしたのは1967年。
鳥山氏と沼氏のエルスがその黄金時代の始まりと終わり頃に
つくられていることに、興味をひかれます。

沼氏の記事ではエルスの初期の自転車について述べているにも関わらず
結局当時現行のパーツを使ったいわば廉価バージョンのような自転車を選んだのはなぜか。
具体的には、センタープルブレーキ、キャリア直付け球ライト、ユーレーのディレイラー
シートチューブ直付けのテールライト、ニス塗りのバーテープ、リアキャリアなし、など。

・資金不足のため?
・納期がなかったため?(40日あればベストと言われたところを21日で依頼した)
・英語の話せないエルス氏とコミュニケーションがうまくとれなかったため?
・エルス氏が乗り気でなかったため?
・鳥山氏と違った最新のルネ・エルスをつくりたかったため?
・日本の自転車界でも普及するよう、あえて入手しやすいパーツを選んだ?

理由はよくわかりません。
魔物度でいくと1952年のシクロツーリズムに軍配が上がります。
複雑に絡み合うキャリアワーク、歯数差の大きいチェンリング、自作FD
エルス自作のクイックレバー付きハブ、その他アール・ヌーボーを生んだ
国柄自慢の装飾的パーツ、シクロRD、キャンチレバーブレーキ、ヘッドライト、
ダブルワイヤーWレバー、ハンドルバー、ダイナモに至るまで、優雅な雰囲気に満ちあふれています。

しかしその後の自転車の歴史を見ると、沼氏の行動は的確であったと言えるようです。
1978年の東叡社のカタログでは沼氏のエルスが
そのままトレースされたランドヌーズを見ることができます。
1970年代のチネリスーパーコルサが現代のロードバイクの原点と言えるように
沼氏と東叡社は見事に現代のランドナーの原点を切ってみせました。

世界で見ても今やまれなランドナービルダーである東叡社。
その装飾をあえて排除したシンプルな沼氏ランドヌーズの造形が、
日本古来の美意識と合致して、今だ熱烈なファンを生み出してるという面もあるかと思います。

2007年2月12日 (月)

2月の定例多摩川オフ2

昨日は他にも、高地さんと仙台の某有名建築についてお話ししたり
ざぼんさんの加茂屋サポーターなる輪行ツール、
ボトルケージから両側にアームを流して車輪を固定して、
タイヤを回しながら転がして移動できるというもの、
の実演を拝見したり、さんぽさんのマニアックな改ブロンプトンを
見せていただいたり、07モデルのLOOK555で組んだロードを見たり。

なんとも盛りたくさんだったうえ、帰路でだんだん冷え込んできて体力が落ち、
ウエストバッグのせいかまた打撲した胸が痛んできて、
ぼろぼろな状態で帰宅して、取り急ぎブログをアップしてから連れと食事に。
帰ってからメールの返信やらばたばたしながら就寝。

調子が良ければ、今日多摩川上流を走ろうかと思っていましたが、
さすがにこの歳では一晩で疲れがぬけることもなく、午前中は倒れるように爆睡。
今2:30でようやく一息つきました。

もう2週間が経つのにいまだに胸が痛むのはどうしたものか。
やっぱり肋骨にひび、入っていたんじゃないの?
自転車でも上り坂はつらいです。

2007年2月11日 (日)

2月の定例多摩川オフ

朝、二子橋の集合場所に着いたら声をかけられてDscn3217
この方が思ってもみないことにaizさん!
わざわざ時間を合わせていただいたのでしょうか。
多摩川オフは走っているよりだべっている方が
長いようなかんじなので、ご一緒に走れなくてすみませんでした。

で、dokaidokaiさんもいらっしゃるとのこと。
しばらくするとMarlinにてご登場!
おおお、美しきタトゥが入ったチタンバイク。
現代の魔物です。これは写真ではわかりませんね。
そして、ちょいと回したVulcanクランクの軽いこと!
初めてカーボンホイールに触れたときのような感動。

dokaiさん本人も精悍なかんじでかっこいい!
商社にお勤めだったと記憶していますが、無精髭はOK?
aizさんは前に顔を出すとかいう話で、もっと恰幅のある方かと思っていました。
全然普通じゃないですか。文体通りの穏やかな方だとお見受けしました。

aizさんのTOEIもなんだかんだで結構凝っています。
チェンホイールとかペダルとかマニアックなこだわりを感じました。
イデアル、サンプレックス、ソービッツ、そして650Bのウオルバー。
いいですね!

登戸でGAMIさん合流。
ここの話にも出ていたFAEMA風の国産クラシックロードでご登場。
再塗装されたとのことですが、ピッカピカ!
ニューGCやサカエロイヤルがほとんど新品状態でついているのは驚きです。
レバーパッドやサドルも同様、ラグのメッキも美しい!

GAMIさんにはニューサイクリングのルネ・エルスに関する記事の
カラーコピーを頂きました。わざわざありがとうございます。
これからゆっくり読ませていただきます。

2007年2月10日 (土)

本日の画像

今日は瞬間的に忙しくて疲れました。Dscn3042_1
最近は忙1に休3くらい必要な感じ。

昨日のドラマの録画失敗。
「花男2」見た方いらっしゃいますか?

2007年2月 9日 (金)

方舟2

*方舟/しりあがり寿/太田出版/1200円30770987

結局買ってしまいました。

ある日、雨が降り始めてそれが延々やまずに水かさが増して洪水に。
最初は楽観的だった市民にもだんだん不安がひろがり、
広告会社がキャンペーンでつくった、世界一周用「方舟」に
乗客が殺到するなど、パニック状態に陥る。
水位が高くなるごとに次々と命が消えてゆく。
方舟に乗った人々も結局、食物がつきて全滅する。
唯一、自作のいかだに乗った高校生のカップルだけが洪水を乗り切るが
その2人もやがて力つきて海に沈む。

セリフ回しと場面展開がうまく、悲劇的にラストまで盛り上げて、最後に余韻を残しています。
キリスト教の「ノアの方舟」からの引用あり、そのパロディとも受け取ることができます。
ま、神による大虐殺ですね。パロディにするまでもないか。

対照的な若者カップルが登場します。
彼女は気だてが良くて美人、と共通ですが
彼氏は純朴でユーモアのある少年と、ミュージシャンかぶれのストリート系直情少年。
書評等には後者の少年が吐いた、「この期におよんで希望だと?おまえらみんなバカか!」
というセリフが引用され、意味があるように受け取られていることが多いようですが、
自分はこれには共感できない。ただ、純朴カップルを映えさせるためだけの人物ではないのか。

結局、いつかはみんな死ぬ訳で、それがいつどのようにやってくるかはわかりませんが。
死んでしまえば無なのだから、どんな死に方でもいいような気もしますが、
やっぱり本能として死は怖いし、苦しいだろうし、少しくらい人生を振り返る余裕は欲しい。
だから、理にかなっていなくても前向きな気持ちで死にたい。
それはイコール宗教ということにはならないと思います。

キューブラー・ロスによると、死はショック、否認、怒り、取引、抑うつ、受容という過程をたどって
いくとのことで、物語もこの流れにおおよそ沿ってつくられています。
最期の方の死は受容され穏やかなものです。ま、実際はやはり苦しいし嫌だと思いますが。

純朴なカップルはいかだの上で「じゃあね」と微笑み合って別れます。
それはなんだろう、愛とまでいかなくてもつながりというか、尊重と言うか。
ミュージシャン少年が最期までわからなかった大切なものがそこにあると思います。
最期のシーンは静かで美しい。虐殺で美しいもないのかもしれませんが。うつくしい。

2007年2月 8日 (木)

エディ・メルクス2

宮田バージョンのエディ・メルクスです。Csphoto
当時15万5千円。他にトラック、ファストラン等もあり。
1974年時点でマスプロメーカーでこの価格帯の
自転車は他に見当たりません。
今、持っていたらお宝もの?
完成度でも海外ブランドに対抗できるのは
エベレスト、ホルクスくらいだったようです。

メルクスの所属チームと推測される自転車ブランド
1966-1967 Peugeot-BP/Masi
1968-1970 Faema/Colnago
1971-1976 Molteni/Colnago-DeRosa(1974-)
1977 Fiat/DeRosa?
1978 C&A/DeRosa?

デ・ローザのネオプリマートは露骨にレプリカ塗装で
2006年はMOLTENI、FAEMA、BLUNOTTE
2007年はFAEMA、BLUNOTTE、KASとなっています。
チームにライセンス料、払っているんだろうなあ。

2007年2月 7日 (水)

エディ・メルクス

いわずとしれた1970年代の不世出のロードレーサーです。Gara_vintage_1
今は自分の名前を冠したブランドのオーナーで、昨年、創業25年とのことなので、1981年に興されたと計算できます。

メルクスは現役時代、1974年以前はコルナゴ、以降はデ・ローザにMOLTENIの選手として乗っていました。
そのチームカラーがオレンジだったようです。

さて、最近ひょんなことから1974年のサイクルスポーツ誌を
譲り受けることになったのですが、この裏表紙にメルクスのフレームが!

???まだメルクス現役当時のことです。
しかもその自転車を出しているメーカーは宮田工業…。
オレンジのカラーやメルクスのロゴ、ヘッドマークなどそのままです。
今でもこのモデルは本家メルクスブランドでヴィンテージとして販売されています。(写真)

うーん、よくわからない。
当時はフレームブランドを隠して乗っていたのでしょうか。
(コルナゴのページの写真を見ると、メルクスのバイクはそのようです。
トップ選手にだけ与えられた特権?)
メルクスのロゴ、ヘッドマークはメルクスの著作物で、
宮田はそれを借りていたということなのか。
宮田のメルクスは1978年頃にはもう発売されていなかったと記憶していますが、
早々と生産中止になったのはなぜなのでしょう?

2007年2月 6日 (火)

一通り体験して

昨今のロードバイクで取り上げられている新機能、
ようやく一通り体験しましたので、感想などを。

・手元シフト:便利!6速Wレバーだと変速する気にならない。
 まあ平坦地ならそれでもシングル感覚でOKなのですが。
・10速ギア:歯数差が基本1TなのでためらわずUP、DOWNできる。
 今、何速に入っているか考えなくて済むのは精神的に楽。6速に戻ると「少な!」
・カーボンフレーム:現状で全体車重は8kgを切るくらい。これがあと500g重いと
 アルミとの差を感じないと思うので、フレームでの減量は必須。
 思ったようなやわな感じはなく、不安感もない。カーっという乾いた反響音が好き。
・完組ホイール:乗ってて疲れが少ないのは、車重のせいかホイールのせいか
 まだ判断できません。とりあえず狂いは出ていません。
・ビンディングペダル、シューズ:トウクリップが嫌いな自分にとってはありがたい。
 今はタウンユース用シューズですが、ロード用のかちかちな底のやつも試してみたい。
 ただ、普段靴+フラットペダルでも都心横断くらいなら全然可。漕ぎ方の問題?
・パッド入パンツ:パッドが薄いので劇的な変化はなし。違和感が出るまでの時間が
 若干延びる程度か。いずれにせよその段階でのポジション調整は必要。
・ヘルメット:あると安心感あり。ただ、それだけで安心してしまうと危険かも。
・サイクルコンピュータ:当初は拒絶反応がありましたが、今は冷静に数値を受け止めています。
・ダブルピボットブレーキ:サイドプルよりは効きますが、ブラケット上部からだと限界あり。
・アームウオーマー:あまり効いているかんじがしません…。
・穴あきサドル:これも効いている感じなし。問題もないですけど。
・コンパクトドライブ:今のところほとんどインナーに落としていないので、これから。

2007年2月 5日 (月)

方舟

また、青山BCの漫画書コーナーにつかまる。
しりあがり寿氏の「方舟」。
流して読んで買いませんでしたが、頭にひっかかっています。

みんなが死んでしまうというエンディングは、
ジョージ秋山氏の「ザ・ムーン」やアニメの「イデオン」など
例は幾つかあり、目新しいものではありませんが、
このひとの絵とあいまって、また独特の世界がひろがっています。

雑誌ダ・ヴィンチに連載中の「オーイ・メメントモリ」
と同じ系列で嫌いではない。
昔はこのひとの漫画は受け付けなかったのですが、
触れているうちに中毒になるかんじ。

ザ・ムーンで検索してみました。
ああ、こんなのもあるんですね。
http://bokurano.jp/main.html
気が滅入りそう(笑)。

2007年2月 4日 (日)

まったり

昨日、帰宅してから多摩川上流アクセスルートを検索。
井の頭通り-多摩湖自転車道-新青梅街道で羽村まで行けそう。

明日も晴れらしいし、じゃあ行くか!と思ったものの、
肋骨打撲部に近いみぞおちがまだ痛み、
今朝の体力回復度もあまりよくなかったので延期にしました。

今日は久々にまったりとした時間を過ごしています。

2007年2月 3日 (土)

多摩川CR下流ラン

天気がよかったので、環八で羽田まで下り、Dscn3189
弁天橋から府中郷土の森まで、多摩川CR
下流半分を走ってきました。

環八は下るほどトラックが増えて排ガスがひどい。
CRスタート地点あたりは柵が多く走り辛い。
それを越えると、今度は人がいっぱい。
河原でイベントが多く開かれていて、
CR上にも人が多く、やっぱり走り辛い。

丸子橋を渡ったところでコンビニ休憩。
ここらからようやく静かな環境で走れます。
登戸でトイレ&水分補給。
途中からウインドブレーカーを脱いで、
ポリエステルシャツの上、ウールジャージ、
アームウオーマーのみで走りました。
日が照っていればこれで十分。
ウインドブレーカーの風にはばたく感じが
なくなったので少し楽になりました。

郷土の森で一休みしてから帰途へ。
走行距離81.2km、平均時速21.6km/h
今度は上流半分にチャレンジしよう。

2007年2月 2日 (金)

描いてみた

ロードバイクを立体トラスで組んでみたらBicycle1
どうなるか、先日描いてみたスケッチです。

HMバイシクルフェアで見たSILKの影響あり。
モールトンもあらためて見直してみました。

材を細くしても案外軽くならないようですね。
チタンで組めばいいのでしょうが、コストが…。

2007年2月 1日 (木)

科学技術館

実に30年ぶり?のご対面でした。Dscn3124
子供の頃、幾度が連れて行かれて自分を理系人間に仕立て上げた館。
言ってみれば知的初恋の相手。

しかし実際訪れてみると、星形のファサードは健在なるも、
内部の展示は随分と変わってしまった様子。
単純に自分が昔を覚えていないだけなのかもしれませんが。

一抹の寂しさを覚えて帰路につきました。
フーコーの振り子ってどこで見たんだっけ?

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