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2007年8月 9日 (木)

建築家・篠原一男

評論家の多木浩二が昨年逝去した建築家、篠原一男について
主に1960-70年代にかけて書いたテキストと対談、
それに多木浩二と坂本一成との対談が新たに加えられています。

評論家は職業上、言葉に対して厳密なようですが
建築家の篠原さんとの対談ではほとんど話がかみあわない。
多木さんとタメで話せる建築家は、磯崎新くらいしかいないのかもしれません。

で、結局多木さんのほうから歩み寄って、篠原さんの作品の分析をするしかないのですが
具体的にかたち、構成を取り上げて論じている「幾何学的想像力と繊細な精神」
というテキストにとても興味がひかれました。

そこでは「白の家」から「未完の家」、「直方体の森」、「谷川さんの住宅」
そして「上原通りの住宅」までが取り上げられているのですが、
このひとつひとつでおおきな変化がありながら、これが1966年から1976年まで
たったの10年で納まっているのには驚きました。

ところでこの本を読んでいくとどうしても篠原さんの作品写真、図面が必要になるのですが
手元には「都市住宅」で取り上げられた幾つかのものしかありません。
TOTO出版から「篠原一男」という巨大な作品集が出ていたのですが、
ネットで検索するとほとんど絶版状態らしい。
ルイス・バラガンとかの本はまだ出しているのに、なぜ?
ユーズド価格が45150円。もともと9991円と高いのですがちょっと勘弁。

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