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2008年1月11日 (金)

「 」(かぎかっこ)

建築はそれそのものが空間の枠である、Photo74
というものが自分の計画の特徴と言えるかもしれません。

写真はサム・フランシスというアメリカの画家の作品で
カンバス中央には何も描かず、周囲にわずかにペイントされた、
いわば余白を主題にした、発想の転換のある絵画ですが、
まだ自分が10代の頃からそのユニークな考えには関心を持っていました。

自分の設計した住宅でいうと、s邸、o邸はそのまんまかもしれません。
一気に把握できない長細い内部空間というのも好きなのです。

しかし敷地条件が厳しくなってくると図と地を分ける余裕がなくなり
枠の象徴としてかぎかっこ=L型平面(断面)を主題として採用しています。

例を挙げるとt邸、s2邸の平面はマクロで見るとL字型になっていて
なかでもt邸はそれを徹底しており、平面、断面で5つの
L型空間が連続して、枠と中身、図と地が絡み合って存在しています。

非常にわかり辛い設計ですが、自宅に持ってきて正解でした。
竣工後7年経った今でも新鮮な気持ちで空間を眺めるときがあります。

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