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2009年2月18日 (水)

オーロラ

今回のカナダ旅行の目的はオーロラを見ること。Dscn6505
そのために某大手旅行代理店の「添乗員付きツアー」
というものに初めて参加しました。

オーロラのシーズンは冬です。
見られる場所はカナダ、アラスカ、北欧などですが、
今回は行ったことのないカナダのイエローナイフを選びました。

見られるチャンスは3日間。当然ながら曇っていたらアウト。
実際1日目後半と2日目は曇天で観測できませんでした。

まず初日。現地で借りた防寒具で全身を固めいざ観測。
気温は零下20-30度近くまで下がるので、仰々しいいでたちに。
しかしそれでも足先や指先は冷えてくるので、
時々ティーピーと呼ばれるテントに戻って暖をとります。

夜空を漠然と見上げるのですが、どうもイメージが湧かない。
緯度が高くなったから空が近くなるというわけではなく、
寒さがなければ空気の澄んだ日本の空と変わりありません。

9時から12時くらいまで時間がとれるのですが、
結局11時近くに西の空にうっすらとそれらしきものが見えただけ。
雲と区別がつきづらいのですが、変化をしているので推測できます。
帰りのバスからもそれらしき白い影は見えたものの、
「見た」と胸を張れるものではありませんでした。

2日目は前述したように曇り空で、最終日に賭けますが
昼間は2日目と同じような曇天で気分は重くなります。

が、幸運なことに夜が近づくにつれ空は晴れ渡り、
9時半頃から東の空にうっすらとオーロラが見えてきました。
時間が経つにつれ北寄りにも形を違えた光が出現します。
しかしここまでのものはおそらくレベル2程度で、
感動するほどのものではありませんでした。

それがだんだん光の強さを増して、東から西へ天の川を
くっきりさせたような光の帯になったのが10時台の中頃。
ああ、見られて良かったとほっと一息ついたところ、
11時過ぎにその脇から違うオーロラが出現。
ここで初めて動く光を見ることができました。
小規模ながらオーロラがゆらゆらと揺れています。
そうこうしているうちに光がどんどん増殖していきます。
ここらへんがおそらくレベル3から4くらい。

いったんその光がおさまったあと、ティーピーで休んでいると
ガイドから南の空が怪しいと連絡が入ります。
あわてて飛び出すも、まだうっすらとした帯状の光があるだけ。
と、思ったら上から光が細かな線状に降ってきました。
色は赤から緑までカラフルで降る光がドレープを形作り、
おなじみのカーテン状のオーロラが遂に出現しました。
それも常に光が生まれて揺らめくように変化しています。

光は徐々に天上に延びていき、遂には頭上で白い光が
龍のような意志を持った存在のような動きを始めました。
たとえが貧弱になりますが、iTunesのビジュアルエフェクトのようです。
それが天上から地平線まで一面に連続しながら展開しています。
それはまさに光の芸術、光の音楽、オーケストラの演奏のようでした。
素晴らしかった。おそらくあれをブレイクアップと呼ぶのでしょう。
レベルは5以上で、めったに見られるものではないとのことでした。

ブレイクアップは10-20分は続いたでしょうか。
それが終わったあとには南極の写真などでおなじみな、
白いドレープ状の骨のようなオーロラが残りました。

アアルトの建築の曲線の謎も解けた気がしました。
ニューヨーク万博の展示はまさにオーロラですし、花器も同様、
マレイア邸のインテリアに見られるランダムな縦線も
もとのモチーフはオーロラかと思われます。

写真はデジカメを持っていきましたが全然だめでした。
本来なら星明かりも映るはずで、この10倍くらいの明るさはあったと思います。

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