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2010年3月31日 (水)

このままでそのままであのままでかみさま

COLLOLという劇団による演劇。
というよりミクストメディアと言った方が近いか。
場所は横浜のBankART Studio NYK。
コンクリート打ち放しの空間の真ん中に円柱が並んでいるという特異なもの。

開演前に入ると、既に役者はめいめいに動き回っています。
客席はなく、観客は借りた座布団で好きなところに座って鑑賞する。
それにしても観客と演者の区別がつかない。
最後までしゃべらない人が数人いたがどっちだったのだろう?

開演時間が来ると主催者からアナウンスがあるだけで、
いつの間にか始まっているという感じ。
演劇の他に、照明、音響、映像などが繰り出されシンクロする。
これによる場面展開が実に鮮やか。

肝心の演劇はというと、「孤独」をテーマとし、旧約書のヨブ記をもとに
セリフが構成されていたそう。
こちらはセリフが今ひとつ聴きづらかったりして、筋は追えませんでした。

むしろブツ切れのセリフと音響、照明、映像によるインスタレーションを楽しんだ感じ。
いろんな要素が混じってなんとなく盛り上がって様々に展開していくさまは
プログレッシブロックの曲を彷彿とさせました。

一瞬、会場全体が闇に包まれるときがあるのですが、
このときの会場全体の一体感は素晴らしいものがありました。
見る演劇というより体験する演劇といった方がいいかもしれません。

最初は解釈不能の現代美術のように思えていましたが、いつの間にか引き込まれました。
あまりに精緻なプログラムゆえ、トラブルも発生しそうですが、
それも含めて演劇というものも面白いのかなと思わせてくれる1作でした。

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