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2010年4月 1日 (木)

横浜

ぼくは横浜市育ちです。
と言っても旧緑区、現青葉区で、田園都市線で都心に出ることが多く
俗に「横浜都民」と呼ばれていました。

そんなぼくが直接横浜の街と関わるようになったのは
横浜国立大学に在学した4年間でした。
しかし就職は東京でしたこともあり、卒業後は足が遠のいてしまい、
また数年後、建築学科の指導教授が退官されると大学とのつながりもなくなりました。

今や横浜は東京に住む自分にとっての観光地のひとつです。
在学時にはなかったみなとみらい地区も含めてお客さんという立場。

さて、先日その横浜のアートスペースBankARTに行ってきました。
前から名前は聞いていたので一度行ってみたかったところです。
会場は日本郵船?の古い建物をコンバージョンしたものでなかなかセンスがいい。
街自体もウォーターフロントにあり、また昔からの建物がよく残っていて
異国情緒ある魅力的なところだと再認識しました。

最近は横浜国大の大学院、Y-GSAが設立されたりと横浜の文化的発展は顕著です。
しかしそれのほとんどは建物のコンバージョンに頼っている。
これは悪いことだとは思いません。
フローではなくストックな街づくりは環境面から考えても好ましいです。

一方、新しい建物、刺激的な建築というのは圧倒的に東京に偏っています。
東京は大きな金が動くから、スクラップ&ビルドが現実的なのでしょう。
ただ最近の横浜は文化的、ソフト的には東京にそう負けてはいないと思います。
実際、BankARTみたいな場所を東京で見つけるのは困難です。

しかし言ってしまえば横浜でやれることはセンスのいい内装工事です。
建築に近いけどそこまでの自由はなく、力も弱い。
横浜国大の建築棟の裏には改装されたとてもセンスのいい製図室があります。
ですがこれも同じく改装工事に過ぎない。
キャンパスの大方の建物は無名の設計者によって建てられています。

総じて思うことは、横浜は建物のストックという意味で東京の一歩先を進むものの
建築家の社会的立場が低い。また経済力も東京にかなり劣ります。
その横浜が建築的に今後どういった立場をとり続けて行くのか、気になるところではあります。

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