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2010年9月27日 (月)

磯崎新

言うまでもなく日本建築界の巨匠、世界的にも知名度は抜群です。
その氏も今や御歳79。メディアに出る機会も減ってきました。

今や日本の建築界を牽引しているトップランナーは、
年齢を含めて言えば伊東豊雄さんと安藤忠雄さんでしょう。
磯崎さんはぼくが学生の頃の丹下健三さんの位置にいるのかもしれない。

実物主義の自分には修業時代、磯崎さんと安藤さんはアイドルでした。
西洋の建築家でも手こずる「空間」を作り上げているのは両氏と
谷口吉生氏くらいだと感じていました。

その磯崎さんはRIBAゴールドメダルは獲得しているも、
AIAゴールドメダルもプリッツカー賞も高松宮賞も受賞していない。

wikiで作品をたどっていくと、世界的に影響を及ぼした作品は、
ティームディズニービルディングとパラフォイス体育館あたり、
1990年代前半に収束を迎えていることがわかります。

それからもう20年。体力勝負の建築は歳を追うごとにチームの質が重要視されますが、
一度、このレベルが下がるとカムバックすることは至難の業です。

もう大きな賞を受けることもないでしょう。
なぜか実現しなかった高層ビルプロジェクトも東京の公共建築もできないかもしれません。

ぼく自身は磯崎さんに直接煽られた世代ではないのですが、やはり寂しい。
あれだけ時代と寝て、解釈し、作り上げていった巨匠がひっそり消えていく。
人生とはそんなものなのかもしれませんが

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