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2011年3月28日 (月)

家と個室

これは簡単に答えが出る問題ではないのですが。

もう随分前に、山本理顕さんらが住宅の個室が直接外部に接していて、
共用部のリビングなどはその奥に配するという間取りを提案されていました。
それはある意味現状追認型プランで、新たな社会と家庭の関わり方を示していました。
一方それに反発するように、リビングを通らないと個室に行けないという間取りも再注目され、
いわば強制的に家族の絆を保つべきという考えもありました。

結局のところ一般的な答えなど出るはずもなく、ケースバイケースでこの問題は考えられてきました。
ただこうした問題が提起されるほど、家庭というものが多様化したというのは事実です。

テレビ、電話、パソコンは昔は家族の共用物で、1家に1台でした。
それが今や携帯電話やスマートフォンの普及で1人1台になりつつあります。
少なくとも情報面では既に個人単位で社会に直接つながっているのです。

じゃあ共用部はいらない?となると、少なくともうちではそうなっていません。
朝食は必ず一緒にとるし、寝室は共用しています。
なんというか、ここらへんは距離感の問題ですね。
今でも人間はやはりどこかでフィジカルなつながりを求めていて、
その度合いはやはりケースバイケースなのだと思います。

それがまったくなくなってしまったら、みんなでワンルームマンションに住むのでしょう。

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