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2011年9月14日 (水)

見ずに死ねるか

20代の頃は見ずには死ねない海外建築というのが幾つもありましたが、
さすがにもう行き尽くした感があります。
視覚的欲求は低下し、時代も変わりました。

ぼくらが大学を卒業した直後にバブルの波がやってきて、
海外建築家が日本に作品をどんどん建てるようになりました。
それまでそんなことは考えられませんでした。
日本は出る建築家も入る建築家もいない鎖国状態で、
卒業旅行で初めての海外、イギリスでジェームズ・スターリングによる
ケンブリッジ大学図書館を見る直前のわくわく感と言ったらなかった。

もっとも海外建築に対する過剰な期待感というのも同時に自覚し、
その錯覚をつぶしていく旅ともなりました。

今は優秀な日本人建築家はどんどん海外へ進出していき、
そのひとから大学で直接教えを請うこともできるという、
学生にしてみれば何とも贅沢な環境になっています。

なんともうらやましいですが、その分視覚的渇望感というのは
減退してきているのではないかしら。

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