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2012年3月 1日 (木)

トム・ウェッセルマン

アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンシュタインと並ぶImages_1
ポップ・アートの代表的な美術家です。

と言ってもあまり知られていません。
ぼくは1990年代半ばに原美術館でこの方の作品を見て
とてもひかれましたが、名前は失念していました。

この方の作品の特徴はというと、とにかくヌードだらけ。
また本人がマティスからの影響を強く受けていると言っているように
後期には色鮮やかな切り絵のような作品を多く残しています。

ぼくが見たのもこの頃の作品で、レーザー光線で切断した鉄板を組み合わせた
スティール・ドローイングと呼ばれるものでした。
彼は風刺画の経歴があることもあって、その素猫は現代的でエロティック。

フロイトが提唱した人間の本能というエロスとタナトス(死)。
そうしたものを含んだ美術作品というのはいつの時も需要があると思います。

ウォーホルも死を題材に作品をつくっていますが、
彼はポロックから始まり、ジャスパー・ジョーンズによって決定づけられた、
零度の絵画から脱線することはありませんでした。

ウェッセルマンの場合、マティスを引きずっているように
現代的にクールに徹することはしませんでした。
それが彼の評価を微妙にしているのかもしれませんが、ぼくは好きです。

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