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2012年5月 6日 (日)

浅草ポタリング

昨日は浅草、押上方面に固定車で散策に出かけました。R0011263
主な目標物は隈研吾氏による浅草文化観光センターと東京スカイツリーです。

まずは甲州街道で新宿まで出て、そのまま四ッ谷3丁目まで。
ここでちょっと気になる建物を思い出したので、靖国通り方面に細い道をおりていきます。

あったのは三浦慎氏による43baseという住宅。1月9日放映の完成!ドリームハウスで見ていました。
急峻な崖地を裂いて駐車場をつくり、その上に梅林の家のような鉄板住宅を乗せたもの。
テレビで見る限りでは内部の動線関係がないなあ、という印象でしたが、外観は案外悪くない。
むしろボリュームを小分けにしたり、サッシュをスチールでつくって見付を小さくするなどにより
梅林の家よりいい印象を受けました。宙づりの螺旋階段もきれいでした。
並びには遠藤政樹氏によるナチュラルシェルターがあり。これは狙って土地買ったな。

靖国通りから外堀通りに出て末広町まで中央通りをショートカット。上野のあたりにはひとが多かった。
浅草通りを途中クランクして吾妻橋まで。最後の直線でスカイツリーとアサヒビールのビルが見えてきますが、
遠目に見たスカイツリーの大きさが半端ではない。最初は幻のように思えました。(写真)

進むに連れて周囲の風景に比べて小さく見えていきますが、もう浅草はなんでもありですね。
フィリップ・スタルクによる奇妙な建物も見えてくるし、浅草寺のような伝統建築ももちろんあり、
すべてが混在しています。写真の右に見える浅草文化観光センターなんて細かいことに思えます。

家型がずれるように積層していくデザインが不安定に見えるのではという危惧がありましたが、気にならない。(別写真)
もしここが京都だったらこのデザインはなかったでしょうが、浅草にはキッチュな和風こそが似合う。
そういう意味では隈さんは絶妙な人選だったと言えるかもしれません。

観光センターは8階建てで最上階がカフェと展望テラスになっています。
スカイツリーや浅草寺などが一望できる絶好のポイントで、あまり知られていない今のうちが穴場。
建物自体はフロア面積が小さいペンシルビルで、コアを確保したらあとはやれることはほとんどない。
なぜこの自由度のなさでコンペにしたのかよくわかりません。
トイレはワンフロアに入りきらず、地下に配しているほどです。


浅草を離れ、次に目指すは東京スカイツリー。浅草通りを2駅分移動します。R0011266
浅草は浅草寺の参道が埋まるほどの人出でしたが、こちらも負けていない混雑度です。
開館が22日なので施設前の道路を含めて立ち入ることはできませんので、
隣接する整備された北十間川護岸から遠望する形。

スカイツリーは東京タワーのような遠近パースが強調されるシルエットではないため、
下から見てもあまり迫力があるというものではありません。
ただ、よく見るとツリーは細かなチューブのつぎはぎでできていて、溶接でもくるわずに
よくきれいな線がつくれたなとは思いました。おそらくせんだいメディアテーク並みの難度だったかと。

ツリー足元の施設には店舗やオフィス、レストランや水族館が入るようです。
敷地奥の方の施設、東京ソラマチには人影が見えましたが、どうも内覧会だった様子。
うーん、そんな余裕あったら足元だけでもゴールデンウィークに間に合わせれば良かったのに。
連休だから東京に出てきているひとも多かったはずです。商売下手だな。

帰路につく頃には気温も随分上がってきました。するとミニストップでソフトクリーム半額セール発見。
こちらは商売上手。クレームブリュレ味なるものを頼みました。美味なり。

帰りは裏道を主体に。上野の混雑を避け、江戸通りを蔵前のあたりまで南下し、細い道を末広町まで。
このあたりはいわゆる下町にあたりますが、ひとがいなくて閑散としていました。
アーツ千代田をちらりと見たあと、ふと思い立って新建築社の旧社屋へ。
移転して清家清さんによるビルはどうするのかと思っていたら、もう解体が始まっていました。
耐震強度不足?なんにしても壊すのはもったいない。その価値はわかっているはずなのにな。

水道橋の元勤務先跡地を見たあと、東京ドームの裏をまわって目白通りへ。
ここらへんから道がわからなくなってきて、とりあえずクランクして早大通り。
それも途中で左折して、早大文学部にたどりついてようやく迷路脱出。諏訪通りを西へ。

戸山住宅の交差点を左折して小滝橋通り。大久保通りに出たので右折します。
戸山住宅は都心の限界集落とか言われているそうですが、そんなに寂れた感じではない。
立地はとにかくいいので、若者に門戸を開けばいいのにとは思いました。

大久保通りに入ってからは熱射病気味になり、ふらついて危険だったので2度目のコンビニ休憩。
ふと桃園川緑道なるものをみつけたので、あとはここをのんびりポタポタと。
すると古谷誠章さんによる実践学園自由学習館発見。程よくラディカルでありながら品のいい建物。
このひとにまかせていれば安心という感じがします。上の世代だと谷口吉生さんのポジション。
同じたとえをするなら隈さんは黒川紀章さんのポジションか。

最後は環七に出て3時半頃の帰着となりました。いや、ばてました。

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