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2012年12月23日 (日)

不思議な負け

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし--野村克也

ぼくがリビング・デザインセンターOZONEのコンペに初参加してから今年で10年になります。
この間、声をかけられたのは9回、うち8回がコンペに進み、1回の該当案なしと審査中の1回を除く
6回で結果が出ています。ここまでの勝率は2勝4敗。3者コンペなのでごく普通の成績かと。

9回のうち6回は2004年から2006年の間の3年間に集中しています。
40歳前後の建築家というのがちょうど声をかけやすいのでしょう。
今回のコンペまでは3年開きましたが、競合者はだいぶ下の年代にかわっていました。

立て続けに指名されていた時はそれが貴重なものだとは実感できないものです。
2005年、2006年には今見ても無理がある、粗い案を出してしまったこともありました。
その時は自分の案は選ばれなかったけど勝っていた、などと思っていたからたちが悪い。
いわば不思議な負けだと思っていたわけです。

不思議でない負けは最後の方でやってきました。2006年の柏と2009年の野方。
それは案とプレゼンの圧倒的な密度差。1/100の模型提出なのに1/200のコンセプト模型や
1/50の断面模型の写真が使われていたり、すごくうまい手描きのスケッチパースが出てきたり。

負けたと圧倒された相手の案というのはプレゼン内容も含めて記憶に刻まれます。
そしてそれは自分のなかに取り込まれ、案の密度やプレゼン手法の新たなデフォルトとなりました。

そこまでやられたらしょうがないな、というところまでは最低限、到達すること。
不思議な勝ちになど期待しないこと。それがこの10年間での収穫です。

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