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2013年1月 6日 (日)

ホテル川久

白浜でホテルを検索していて見つけたので迷わず予約しました。Rimg0110
1991年、バブル末期に竣工した世界の職人技を集結した豪華絢爛なホテル。
建設費300億、総事業費400億円。

検索すると1995年に一回倒産しています。
その後、北海道のカラカミ観光の手に渡り、1999年に再オープン。
当初は会員制で1泊10万円程したそうですが、今は2万円台から宿泊できます。
そのためか客層は落ちて?いて、セレブな雰囲気は薄れています。

しかし建物はきれいに使われていて、補修の際もオリジナルに近づけている努力が見えます。
デザインをトータルとして見ればやりすぎで節操がない印象を受けますが、
ひとつひとつのディテールを見ていくと、その手間とコストが気の遠くなるようなものだったことがわかります。
石彫、木彫、アンティークレンガ、左官、瓦、金属加工、モザイクタイル、特注照明、現代彫刻…。
ここまで手間をかけた建物はおそらくアール・デコが最後で現代日本では例がないのではないか。

空間もかなり贅沢に作られていて、エントランスホールも廊下も部屋もがらんとしています。
それはまるでシャイニングという映画の舞台となった古びたホテルを思わせると同時に、
常に鳴っている空調の低いノイズが映画、2001年宇宙の旅をも想起させます。

部屋はリビングと寝室が低い家具で区切られた3m弱の天井高さのある大きなワンルーム。
トイレやバスルームも通常のものより1スケール広い感じ。
2つのシンクを備える洗面室の他に化粧室もあって、照明は間接照明かシャンデリア。

洋風なデザインに合わないだろうと思っていた大浴場はテルマエ・ロマエっぽくまとめていました。
洗い場の中央には湯がわき出す石のオブジェがあり、湯場は楕円形のドーム天井でバロック風。
2階には和風の食事処があって、これもこれできれいにデザインされていました。

ただ、ナイトクラブやカラオケボックスまでつくってしまったあたりはやりすぎかも。
客室内のアダルトビデオの案内もちょっとなあ。

レストランはサービスはいまいちでしたが、地中海料理の味はまあ良いのではないかと。
朝食も含め、宿泊料金を考えると十分リーズナブルだと思います。

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