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2013年2月18日 (月)

スラムドッグ$ミリオネア

遅ればせながらDVDで鑑賞しました。2008年のイギリス映画。61qdvd6gwcl

内容はインド版クイズ$ミリオネアで2000万ルピーを獲得した
ムンバイのスラム出身の18歳の青年が警察の取り調べで
その壮絶な過去を振り返るというもの。

映像は素晴らしくスピーディーで特にスラム街でのシーンはリアル。
主人公が子供のシーンではヒンディー語が使われていたのも好感持てました。
しかしストーリーとしては気になるところが幾つかありました。
120分の寸に納めるのにカットされたのかもしれませんが。

・拳銃を発明したのがコルトとか主人公がなぜ知っていたのか描かれていないことが多い。
・鬼警部が後半主人公が言うことを素直に信じるなどキャラが変わり過ぎ。
・子供を集めバクシーシを強要させる男の意図が不明。収入は少なく割に合わない。
・元手もないのにどうやって列車内販売の仕事を始められたのか。
・タージ・マハルで適当な英語ガイドをするが、まともな内容をコピった方が簡単だと思う。
・賞金を支払う番組関係者が主人公の優勝を手放しに喜ぶのはおかしい。
・主人公のふたりが結ばれるのが運命だというなら主人公の兄が死ぬのもそうなのか。

そしてインド映画っぽいハッピーエンドにも素直に納得できません。
インドはいまだにカーストが根強く残っていて主人公が金持ちになっても
幸せになれるとは限らない。そもそも2000万ルピーというのは3500万円程度であって、
8.3%とインフレの厳しいインドにあってはあっという間に価値を失っていく。
金があってもそれを使う頭がなければ詐欺に遭う可能性も高い。

だいたい日本においてもクイズ$ミリオネアは時代遅れの企画だった。
これが1980年代に放送されていれば違っていたのかもしれないが、
金と女性が成功者の鍵であって皆そこに憧れるという時代は終わりました。
今の世ではホリエモンのような不名誉な金持ちというのもいて忌み嫌われています。

主人公はその金でアメリカに移住して大学に通うのが良いと思います。
そこで初めて彼は人生を謳歌できる自由を感じることができるでしょう。

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