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2013年3月11日 (月)

距離

被災者住宅では今、DVや児童虐待、離婚などが問題になっているようです。

もちろん先行きの見えない心理がそうさせている部分は多いと思いますが、
避難住宅の絶対的な狭さが原因になっているのも確実だと思います。

夫婦同寝室を提案したぼくですが、住宅内での夫婦の距離感は大切だと思っています。
ぼくの自邸はチューブ状の3次元的ワンルームプランにしましたが、
ひとりで住んでいる分にはそれは空間やかたちの試行でしかありません。

それがふたりで住むようになると、その細長い距離感が有効であると気づきました。
具体的にはふたりそれぞれが1階にプライベートスペースを持っていて、
基本的には相互不可侵。トイレも別々にあり、2階のリビングが
それぞれを緩やかにつないでいて、気配は感じ取ることができます。

距離と言えば敷地外部との関係も重要です。
現代住宅は基本的にガラス張りのオープンなものが多く、
そのほとんどが結局竣工後、カーテンで囲われて生活しています。

ぼくが驚くのは妹島さんとか乾さんとか女性建築家も追随しているということ。
今まで、プライベートでも仕事でも、周囲から覗かれることを危惧するひとは女性が圧倒的に多い。
うちは連れ合いが越してきてから2階リビングのブラインドを開けることはなくなりました。
ガラス張りの住宅の名作、ファンズワース邸で設計者のミースを訴えたのも女性クライアントでした。

日本の女性建築家は男性主体の建築界の価値観に染まってしまっているのでしょうか。

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