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2013年4月27日 (土)

ブラック・ジャック

先天性の病気を患った国会議員の乳児の闘病を追ったドキュメンタリーが放送されました。

おぼろげな記憶によると、全身がチューブにつながれたかなりの重症患者だったはず。
そんなまだ物心もつかない息子の闘病を美談に仕立てて売るのってどうよ?と
新聞のテレビ欄で見た時は嫌悪感を覚えましたが、結局見てしまいました。

患者は2歳で一応の退院(!)をするまで、全身麻酔の手術を9回受けています。
その多くは心臓疾病に関する大手術。
当然、術後は全身がチューブにつながれた悲惨な状態となります。

ぼくは今まで全身麻酔の手術を2回受けていて、チューブは尿道カテーテル程度でしたが
もうできれば受けたくはありません。
麻酔の気持ち悪さも術後の痛みもいまだに脳裏に焼き付いています。
それは決してノーマルなものではなく異常体験で、精神面での負担は大きい。

患者は気管切開し発声することができず、胃ろうが設けられ口から食物摂取できませんが、
それ以外では驚くほどの回復力を見せています。
退院後は寝たきり生活から解放されるため、筋力がつくことも期待できる。

気になるのはやはり精神面です。手術体験のダメージの他、脳梗塞もおこしています。
病室のみで過ごしていたから刺激は少なく、発声ができないからコミュニケートもできない。
そしておそらくこれからも何度かの大手術を乗り越えなければならない。

両親が試されるのはむしろこれからでしょう。今までは病院丸投げで美談でも何でもない。
ブラック・ジャックのような天才外科医に育ったらそれは奇跡でしょうが、麻痺があるから無理か。
乙武さんくらいポジティブな人間に育てるのだって難しい。

親は職=自らの夢を捨てるくらいの覚悟は必要となってくるように思います。
それが産んだ責任ってものでしょう。

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