« 京都旅行1日め | トップページ | 京都旅行3日め »

2013年6月27日 (木)

京都旅行2日め

朝7時から朝食。周辺環境に期待できず、ホテルでとってみたのですがこれが正解。Rimg0141_1
ある程度選べる半ビュッフェとでもいうような形式。
しかし量は多いし身体にやさしそうだし、美味しいし文句なし。
翌朝も迷わずここにしました。昼食はいらなくなります。

この日最初に訪れたのはなぜか今まで見る機会がなかった原広司による京都駅ビル。1997年竣工。
まずホテルのある駅南面は何もしていない。というか駅から南は京都ではないような雰囲気。
そのおかげでいいホテルには巡り会えたのですが、こうなっている理由はわかりませんでした。

駅ビルには南北自由通路よりアプローチ。と、駅中央のガラス吹抜けが見えてきます。
コンコースは両脇を階段で囲われたこの時期の原さんにはめずらしい西洋風な空間。
磯崎新による東京都庁舎コンペ案のパースを想起しました。

エスカレーターを上っていくと展望台あり。この辺りが周辺ビルと同じ高さ。
ここからさらに大階段が12階の屋上まで続いています。
行ったのが平日の朝だったせいか、人は誰もいませんでしたが、
吹抜け各所にうまく場をつくっているとは感じました。

外にまわってみると、景観論争で言われるほど悪くはない。
ミラーガラスは写真に撮ると違和感を放ちますが、現地で見ると空の色を反射しているので、
周囲の空気にうまくとけ込んでいるのがわかります。
横方向を3分割して中央を下げたのもうまくいっています。

まあ、もともと京都駅前って無個性なビルの集合体だったわけで、
ここだけ和風にしてもね。黒川案にしなくて正解だったと思います。
一方、安藤案はゲート上部が避難経路とかを考えても使いづらくなりそう。
ぼくが推していたスターリング案は今となればもう平凡でしょうか。

さて次は奈良に向かうのですが、JRは列車が出たばかりだったので近鉄にまわります。
結局近鉄でも待つことになるのですが、もうひとつ難が。

急行電車は奈良直通のものがなく、途中で乗り換えることになるのですが、
これをぼくは終点での乗り換えだと勘違いして橿原神宮前まで行ってしまいました。
約1時間のロス。あらら。でも近鉄を選んだのは正解でした。理由は後述。

近鉄奈良駅前の観光案内所で奈良公園のマップをもらいます。
鹿はどこにいますか?と聞くと、この地図のどこにでもいるとのこと。

果たしてそれは正解でした。正しくはたくさんいる鹿せんべい屋さんの周りに普通に存在していました。
餌をあげないとわかるとフレンドリーではないですが、身体は触らせてくれて平和的関係。

ちょっと満足したところでまずは興福寺国宝館へ。目指すは阿修羅像。
果たしてそれは良い展示環境のなかにたたずんでおり、その安らかなる顔は
ツタンカーメンのマスクを想起させるものでした。この1体はやはり傑出しています。

次は春日大社方面にだいぶ歩いて鹿苑に。
ここには鹿の生まれて間もない母子が集められ、保護されています。
ただ柵の上から見るだけで、近づくことはできません。残念。

さて、ちょっと戻って東大寺。大仏で有名なところとあって修学旅行生がいっぱい。
ここの鹿は先程と違って雌が主体のようです。
南大門をくぐってまずは大仏殿へ。世界最大の木造建築と呼ばれることもあります。
しかし参拝料を払って正面から見たそれにはどこか既視感が。

去年、インドで見たタージ・マハルでした。厳格な左右対称、大規模、大勢の観光客…。
さすがにうるさいガイドはいませんでしたが、なんだかがっかりしてしまいました。
なかに入っても、空間や構造の力強さは感じられませんでした。

辛うじて救われたのは、帰りの南大門で木造金剛力士立像を見たとき。
運慶快慶作のこの巨大な像には迫力がありました。手前の網がなければもっと良かったのに。


ここで奈良公園を離れ、JR奈良駅方面へ進みます。Rimg0183
近鉄の駅は公園に隣接しているのですが、JR駅は15分も歩かないといけません。
しかもJR線は高架で、それをくぐると殺伐とした風景が広がっていました。

そのなかにぽつんとあるのが目的地である、なら100年会館です。
磯崎新の設計により1999年に竣工しました。
この計画はもともとはオープンコンペでぼくも提出し、
あえなく落選したわけですが、漆黒なマッスである磯崎案には共感していました。

それだけに、その後幾つもの決定的な設計変更があったと聞いて、
見たいような、見るのが怖いような感覚を持っていました。

果たして実物は第1印象は良かったです。磯崎さんの最後の花火が見られたかと。
が、動き回って視線を移動させていくと気になるところがだんだん出てきます。

内部は休館日とあって見ることはできませんでしたが、ガラスから覗き込むと大階段は縮小され、
エスカレータとの取り合いもうまくいっていない。
大階段の外壁上部には庇のようなものが回されていて違和感があるし、
なにより大階段上のガラス屋根の勾配が均一でないのが上から遠景で見るとおかしい。

まあ、このなかにはコンペ時からそうだったものもあるのですが、
デザインを詰めていく段階で修正してほしかったです。

ただそれ以前にこの敷地に多目的ホールを設定したのが間違いだったと思いますが。

帰りはJRで京都に戻りました。直通運転。
いったんホテルに戻ってから夕食をとりに出ます。

鴨川の納涼床の店を考えていましたが、あいにく定休日。
で、連れ合いの希望でフレンチになりました。市役所前駅近くのアターブルという店。
コスパは良かったですが、客は他に誰もいませんでした。

« 京都旅行1日め | トップページ | 京都旅行3日め »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1932160/52667663

この記事へのトラックバック一覧です: 京都旅行2日め:

« 京都旅行1日め | トップページ | 京都旅行3日め »