« 王滝に向けて | トップページ | 兵器 »

2013年9月 5日 (木)

教職や執筆

前に教職や執筆を含めて仕事に興味がわかないと書きました。どういうことなのか。

まず執筆。今は新建築誌にさえまともな論文が載りません。
建築界のエポックメイクな本というのはR.ヴェンチューリの建築の多様性と対立性
以降は出現していないと言ってもいいのではないか。
ポスト・モダンが提唱されてから設計意匠というのは学問として成立しづらくなった。

例外は都市から攻めたコールハースくらいで、しかし彼すらも存在感が薄くなりつつある。
必然的にベストセラー本というのはなくなり、あらゆる建築本は絶版となり
人々の記憶から消えていく。

教職は同じ流れで意匠を系統立てて教えることが難しくなっている。
加えて設計製図は建築学科の必須科目だったりするので、やる気のない学生の相手もしなければならない。
その学生というのが無試験で入学し、モラルに反した画像をTwitterに流したりする輩と同世代。

もし才能のある学生を見つけたとしても、その学生が将来、設計で食えるようになる確率はかなり低い。
実質的なデビューの場となっているjt、住宅特集に掲載されたとしても、
2作目以降を発表するのは更に困難になる。そして多くは忘れ去られていく。
そんな虚しい作業を毎年1から始めるのです。よくやるなとは思いますが。

結局、実作を残すことがいちばんということになります。
日本の建築の耐用年数は20-50年。書籍よりずっと長く、再評価される可能性もある。
また、学問的に説明できなくても、体験すればいいものはいいとなる。
うーん、やっぱりお仕事ください。(笑)

« 王滝に向けて | トップページ | 兵器 »

建築」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1932160/53152426

この記事へのトラックバック一覧です: 教職や執筆:

« 王滝に向けて | トップページ | 兵器 »