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2013年10月23日 (水)

蟻鱒鳶ル

三田にある建築家のセルフビルドの住宅、蟻鱒鳶ルを見てきました。Rimg0193_2
設計者は岡啓輔さん。生年はぼくと同じ。手がけた建物はこれが最初で着工は2005年。
が、いまだに建築中で、今は最上階である3階の壁を打設中。

構造は鉄筋コンクリートで恐らく壁構造。仕上げは今のところは打ち放しのまま。
通常では用いられない様々な素材を型枠にして実験している模様。
その結果か上階に進むに連れて装飾的要素が増えています。

見た第一印象は小さい!が、これは建築にはむしろプラスの要素です。
次に感じたのは別世界感。スケールも造形も周囲と全く異なっている。
敷地周辺には学校が多く、イメージとしては文教地区。住宅もマンションが主です。

何もここでなくてもと思います。前面道路は2車線幅ある坂で高低差も生かしてない。
都市の裏にひっそり建つガーデン・アンド・ハウスや
真の一等地にある塔の家のような必然性が感じられません。

道路を挟んで大江宏の普連土学園や丹下健三のクウェート大使館があり
それに挑んでいるのかとも思いましたが、ブログを読むとそういう感じの人でもない。

造形は石山修武色が強く、過激なアジアのヴァナキュラー建築という感じ。
しかし都市に潜むゲリラ住宅なんてもう40年も昔のテーマだし、
それこそ石山さんや安藤さんが若い頃にやりつくしてしまいました。

一方、型枠に描かれた幾何学パターンに辛うじてオリジナリティを認めました。
これが今後、どのように発展していくかは楽しみなところではあります。

それにしても自邸に8年以上も関わっているっていうのはどうなのか。
ぼくは自邸を大工さんに建ててもらいましたが、楽しんで住むまで10年かかりました。
ぼくの感覚からするともっと苦しんでしまうような気がするのですが。

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