« どうしてこうなった? | トップページ | コニーとブラウン »

2013年11月 7日 (木)

話し合い

新国立競技場の規模やデザインについて、1ヶ月ほど前にどこかの雑誌でザハ事務所の人への
インタビューが載っていて、そこでは競技場の向きを変えたり小さく見せる工夫をしている
など、フレキシブルな返答だったように記憶していますが、最近のインタビューでは
コンセプトは正しいと強調するなど、態度を硬化させているように感じます。

それというのもこの間、槇さんを中心として開かれたシンポジウムには直接の関係者がおらず
肝心の設計者抜きで議論され、大勢の建築家が競技場の規模、デザインに疑義を表明し、
おまけに大元のコンペ主催者が、コンペの条件は可能最大規模を提示したにすぎないと
逃げにまわり、設計者に責任を押し付けようとしたから。

シンポジウムには著名な方も含めかなりの数の建築家が参加したようですが、
なかにはザハと知人である人もいたのではなかろうか。なぜ直接対話をしようとしなかったのか。

話は変わってうちの斜向かいの3階建て住宅が昨日、地鎮祭を迎えました。
結局、ぼくと施主は和解したわけですが、すんなり行ったわけではありません。
前に書いたように、いくつかの提案をしたところ、全て拒否され最初の話し合いは決裂。
しかしその後、ぼくの要求通り住民説明会が開かれ、再度話し合いの場が設けられました。

その頃にはぼくの方も八方手を尽くしていて、譲歩を引き出すのは困難と結論づけていましたが
前回の話し合いでの、どうこう言われる筋合いはないという姿勢に感情的に納得できていなかった。
それが結局和解に達したのは、「そこまで話す筋合いはない」お金の話を開示してくれたから。
設計内容に変更はありませんでしたが、相手が弱みを見せることで感情的には納得しました。

この例のように、まずは直接話し合わなければ事態は進まないように思います。
最初は決裂するかもしれませんが、回数を重ねることによってお互いが立場を理解し、
はじめてともに納得できる着地点を見つけることができるのではないでしょうか。

« どうしてこうなった? | トップページ | コニーとブラウン »

建築」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1932160/53855776

この記事へのトラックバック一覧です: 話し合い:

« どうしてこうなった? | トップページ | コニーとブラウン »