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2013年12月17日 (火)

卒業設計とSDレビュー

今年度のSDレビューと今年の世界の卒業設計というサイトを同じ日に見ました。
が、それぞれに持った印象は全く逆と言っていいものでした。

SDレビューではモノそのものより震災対応など社会的提案の評価のほうが
かなり多いという印象があり、これでいいのかという危惧を持ちました。
大西麻貴さんの千ヶ滝の山荘のようなイメージリーダーはいないのだろうか。
それとも発掘されていないだけ?

一方、卒業設計では今にも建ちそうな模型やCG画像が多く見られましたが、
今やかなり無茶な設計でも現実に建てることができる世の中になっていて、
そうなるとコープ・ヒンメルブラウやリベスキンド、モーフォシスなんかに
勝てるかというとやっぱり負けてしまう。

それはディテールの詰めが圧倒的に不足しているし、現実の建築は様々な
変遷する与条件に対し繰り返し回答することによってデザインが熟していくから。

卒業設計がその建築家のキャリアになったという例は聞きません。
実現化したものも鯨井勇のプーライエなどごく少数の例外を除くとほとんどありません。
所詮学生の戯言は実社会の厳しい目には刃が立つはずもない。

ならばいっその事、与条件もスケールも全く破天荒なものに設定する方が良くないか。
デザインも大雑把なイメージの提起にとどめ、いろんな捉え方ができるようにする。
そうした方がそれ以後の実務にも活かすことができるように思います。

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