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2014年3月 9日 (日)

建築の性能

LINE福岡社屋ビルの外観が発表されました。なんでも、Photo1242
環境にも最大限に配慮し、日本の建築環境総合性能評価指標「CASBEE」の最高ランクである
Sランクと、世界的な建物環境性能評価指標「LEED」の新築部門最高ランクである
プラチナ認証を同時に取得する、日本初のオフィスビルを目指す、そうです。

はいCASBEE、最近はコンペの条件に盛り込まれたりしてます。
そういえばこの前の富士山世界遺産センターコンペでも結構性能条件等が羅列されていました。

地域性、防災機能の確保、高齢者、身体障害者等への対応、環境保全への配慮、エネルギーの効率的利用
県産材の利用推進、資源の有効活用、快適性、利便性の確保、高度情報化への対応
メンテナビリティー及びフレキシビリティーの確保、良好な品質の確保、長期的経済性への対応…

そりゃまあやった方がいいに決まっているけど、もしこれが審査基準になるなら嫌だ。
だって問題を与えられてその模範解答を描いて出すのがコンペではない。

設計というのは施主と建築家の対話です。それぞれが別の価値意識を持っていて
それをぶつけあってすりあわせてより良い物を目指していく、そういうプロセスです。

ぼくの方から言えば、そんな性能ほんとうに要りますか?ということ。
それよりも建物の持つ視覚的空間的強度のほうが大事ではないのか。
100年以上持つ建物になるためにはまずはこちらのほうが必要不可欠です。

特に今回のコンペの敷地は地方都市のロードサイドという感じで恵まれているとは言えない。
ここに最近流行りの華奢な建築を持ってきてもいずれ環境に埋もれてしまうでしょう。
それこそCASBEEやLEEDのランクなんて上げたって無意味です。

コンペはどうも2次提案にはそうそうたる面子が進んだようなので結果を期待しています。
果たして日本のコンペはここにおいて復活するのか否か?

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