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2014年4月14日 (月)

阿佐ヶ谷書庫内覧会

堀部安嗣さん設計による阿佐ヶ谷書庫の内覧会に行ってきました。Dscn9466
堀部さんの建築を見るのはこれが初めてで楽しみにしていました。

ミニベロで行きましたがぱっと見、外観はディテールが消されていていい感じ。
スケールもいいし、普通ながらただ者ではない感がにじみでていました。
恐らく打設したコンクリートの重さで型枠が若干ゆがんでいるのはご愛嬌。

なかに入ってみた第一印象はうちの事務所と同じ空気。閉じた感じ。
四方を囲って上から採光するとどうしても似た印象になりますが息抜きも欲しくなる。

この建物の施主は堀部さんと今回で4度目の仕事だそう。奥様との仕事もあり、
内覧会をコーディネートされた方の住宅も手がけたそうで、皆表情が輝いています。
恐らく堀部さんには人を惹きつける人格というか魅力があるのでしょう。

内部をひと通り見て簡単な説明を受けた上での感想はというと、
モジュールにこだわったあまり、空間の強度は弱まってしまったのかな。

平面方向も高さもミニマムで幾何学的、上からの採光というと安藤建築を想起しますが
あれほどの強さがないのは階段のディテール処理によるところが大きい。

あの箱のような段板がコンクリート(PC)の片持ちになっただけでも随分違うだろうし、
縦の手すり子を支柱の間に3本入れたらまた印象が変わったでしょう。

参考になるのは先日見に行った杉並区大宮前体育館で、外観は無骨だと書きましたが
内部になると平面から45度振ったストライプの天井など一転してデコラティブになります。

ここで使われていたのが縦に密な手すり格子で機能面を越えて記号的でありました。
これが縦に深く掘られた体育館の垂直性を強調していてカッコ良かった。

堀部さんも伊豆高原の家などで田の字型窓を採用するなど記号操作には長けた人ですが
今回はやり過ぎになると判断されたのでしょうか。そこが少し残念でした。

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