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2014年7月28日 (月)

清水峠2日目

清水峠へのアタック日です。いつの間にか眠っていて携帯のアラームで起きました。R0010546
朝食のおにぎり2個などを食べ、歯を磨いて準備して3:40過ぎにはスタート。
まだ暗いのでヘッドライトを点けて昨日上った道を再度のぼります。

マチガ沢は4:15、一ノ倉沢には4:25到着。まだ薄暗いなか雪渓を抱く一ノ倉沢は
圧倒的な存在感がありました。ダートに入り4:45には旧道を離脱。
はるか崖下の新道へジグザグに下っていきます。

沢沿いを上って行くのですが、軽い衝撃を受けました。これが「新道」?
やっつけでつくったルートとしか思えませんでした。当然乗れず、進みづらく
ここを過ぎた段階でもう戻るのはないなと思ったほどでした。

しばらくすると道は川沿いを離れようやく道らしくなってきますがここからは勾配がきつい。
標高にして300mほどの上りですが、ここはまあ乗って帰れそうな感じ。

7:20突如景色が開けて白樺避難小屋に到着。緑で小さくてかわいい。
この段階ではまだ空は快晴。このぶんだと9時位には峠に着いて、
前線が来る前に下り始められるかもしれないと思いましたが、それは大間違いでした。

蓮峠への分岐を過ぎてしばらくすると道が荒れて見えなくなってきました。
GPSを見ると避難小屋あたりから1本下の道を指しています。
ミスコースと思い避難小屋まで戻りましたが、他に道などありません。
結局これはGPSが間違っていたのですが不安は残りました。

リスタートしたはいいのですが、道は相変わらず随所で草に覆われていて、
僅かな手がかりを元に進むしかありません。しかもこの道、ほとんどがトラバースで
谷に巻き込んだところには必ず岩がゴロゴロした沢があり、自転車ごと下りねばなりません。

これもまた放置されるばかりでロープも目印さえも存在しません。
落差が大きい場合は思案が必要だし、沢の手前で足を滑らせ自転車ごとズレ落ち
どうやって這い上がったものか考えるシーンも1度や2度ではありませんでした。

だいたいトラバースの踏面自体が30センチ位しかないことも多く、
自転車は押すというより引きずると言ったほうが適切でしょう。
どうしてもペースは落ちていき、いつの間にか周りがガスで覆われてきました。

途中、9時台だったかと思いますが早目の昼食をとったときは遂に雨が降ってきました。
既に全身汗まみれだったので考えましたが、結局上半身だけ雨具を着こむことに。
しかしこれはパンツに入っていたサイフを忘れていて、後に愕然とすることになります。

勾配は緩く晴れていれば気持ちのいい景色が望めたのかもしれませんが、
ガスがかかっていて何も見えず、その単調さも苦痛でした。

ハイカーは途中沢登のパーティーと遭遇した以外は皆無。
沢で一回でも足を滑らせたら遭難。救助は恐らく数日後。自転車で来るところではない。

10:45ようやく鉄塔のある場所に到着。てっきりここが峠だとばかり思っていましたが
GPSで下山口らしきものが見当たらない。地図を縮小させていくと遠くの方に清水峠という文字が。
なんとまだ白樺避難小屋から峠までの半分くらいしか来ていない。

気を取り直して、しかし恐らくここからは乗車できるパートが多くなると予測し、
ヘルメットを被り、グローブを着けた段階で巡視員と思われるグループに遭遇。
自転車で行く旨を伝えると、この先細い道しかないところもあるのにという声が。

予測は程なくして崩れ、また狭いトラバースが続きます。
幾つ目かの沢にて巡視員の言葉に納得しました。沢の対岸の道が足の幅分を残して
すっぱりと崩れ落ちていました。もちろんロープなどなく、落ちたら大怪我は必至です。

それ以外でも対岸に自転車を乗せてから自分が上ったら自転車が滑って
沢の岩面に墜落したこともありました。高さ1メートルちょっとでしたが、
自転車はディレイラーハンガーの変形だけで済みました。さすがMTB。

あとは妙な音がするなあと思っていたら雷だったり。これは幸い問題なし。

そんなこんなで時間はあったので体力を温存し慎重に進んだ結果、
12:15にようやく、清水峠に到着しました。送電監視小屋はだいぶ前から幻のように見えていましたが
でかい!でも中には入れず、とにかく雨をしのげる狭いスペースに避難します。

峠は日本海側からの風が強く、雨も降ってて寒い。景色を堪能するどころではない。
とにかく補給食を摂って、下山道の確認をします。
が、小屋を出てみても全然道が見つかりません。標識などもない。

ヒントは付属する建物にありました。そこまでは道があるはずと行ってみると
それが結果的に正規なルートでした。下山開始は12:40。

新潟側の道は群馬側に比べると格段に整備されていて、ほとんど乗車で下れますが、
かなりの雨で水たまりができているのと、石がとにかく滑るので慎重にはなりました。
途中からのつづら折れはコーナーの半径が広く曲がりやすいものでしたがぼくは押しました。

下りが1230m当たりで一段落したところで待っていたのは結構大きな川の渡渉です。
今まで体験したなかでは最も幅があり、雨で水量も増していました。
どうやっても岩伝いでは渡れないと判断し、靴のまま水に入って横断しました。
どうせもう既に靴の中はずぶ濡れだったので。同じ方法で滝の渡渉もしました。

もう少し進むと登山道に大量の水が浸水していてどう見ても川のようになっていたり、
新潟の登山道は群馬とまた違った形でワイルドでした。

道迷いもありました。山地図で川沿いに登山道があるというので、
大きな石でガレガレの岸を下ってみましたが、堰のところで行き止まり。
戻って工事関係車両が使う道を行ってみるとこれが正解。川岸の道は土石流で潰れた模様。
2時半頃から結局1時間近くロスしました。スタートが早くてよかった。

あとは六日町まで舗装路を下るばかり。2日を通じて初の民有地に出た時は感動しました。
しかし雨は小雨ながら降り続き、コンビニで準備して荷物を整理しようという計画も、
駅近くにコンビニが皆無で頓挫。それでも無事六日町駅に16時半到着しました。

帰路は越後湯沢から大宮まで新幹線を使って楽をしましたが、
身体と雨の浸水によるダメージはかなり大きいものでありました。
今年の山サイはもうこれでいいかと思うほど。

・走行距離:47.6km
・獲得標高差:689m
・最高標高:1467m(清水峠)

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コメント

dokaidokaiさん、こんにちは。
危なかったなあ、が1、2回くらいだとまだ人に勧めますが、
今回はそれが数えきれないほどあったので…。
自転車分解して背負うならまだ何とかいけるかもしれません。

信じられない。 これは、怖いですね。 怪我もなく帰ることができて、というか生還できてよかったですね。

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