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2014年7月15日 (火)

ルートヴィヒ・レオ

ぼくが就職したのはバブルがまさに花開こうとしていた時で、800pxversuchsanstalt1
デザイナーとして自分には、見たこともないようなものをつくれと命じられました。

片っ端から建築雑誌をむさぼり読んで、この人が究極だとたどり着いたのがルートヴィヒ・レオ。
ベルリン工科大学流体力学実験棟が代表作で、というかその写真1枚しか情報はなかった。

ピンクのぶっといパイプが縦方向に屈曲し、上方に浮いた青い四角い建物に接続している。
ただそれだけの構成なのですが、シュルレアリズムとアヴァンギャルドが渾然一体となっていて、
まるでロートレアモンの「ミシンとこうもり傘の解剖台上での偶然の出会い」を地で行ってる。

さすがにそんなぶっとんだデザインを受け入れる企業も上司もいなくて、
結局、正統的な建築の手法にスイッチし、しばらくはその存在を忘れていました。

その事務所を辞めた1991年にベルリンに立ち寄った際、ブランデンブルク門から西に
歩いたところで偶然、前掲の建築を目にしましたが、思ったより即物的で、
アルド・ロッシの霊気やハンス・ホラインの殺気のようなものは感じられませんでした。

それ以来この建築家のことは本当に忘れていましたが、先日、ネットが発達した今なら
情報があるかもしれないと検索したところ、ありました。が、既に2012年に亡くなっています。
51歳の時に竣工した前掲の建築以降は目立った作品を残していません。

他の作品、ドイツ人命救助協会などの写真も見ることができましたが、
これはあえて分類するならハイテク建築でぼくの興味は引きませんでした。

Google Mapで見ると写真の手前のレンガの建物は奥のレオの作品とつながっているようです。
これは驚き。

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