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2014年10月 6日 (月)

自然災害との共生

先日放映されたNHKスペシャル。御嶽山の噴火について取り上げていましたが、800pxmountredoubteruption
犠牲者やその家族に過剰なほどの取材をし、情を無理やり引き出し、
それをゲスト出演している火山噴火予知連絡会の会長にぶつけるやり方に違和感を覚えました。

予知連絡会の姿勢は予測困難だったということで一貫しています。
事前に警戒レベルを引き上げていれば犠牲は少なくて済んだのは確かでしょうが、
それには地場産業の利益や死活問題と絡んでくるのでそう簡単な話ではない。

今回の犠牲者数は60人前後と考えられています。一方で2008年の山岳遭難死者数は281人。
同じ自然災害の地震では阪神淡路が6434名、東日本が15889名。
これでも少なく済んだほうだと思います。日中に津波の備えのないところに起きたらと考えると。

犠牲者及び家族には申し訳ありませんが、今回のこれは過剰反応です。
大前提としてぼくら日本人は地殻の不安定な場所に住んでいて自然災害は不可避です。

住居からして木と泥と紙で出来たような華奢なものに住み続けてきました。
壊れたら建てなおしてを繰り返し、それが風習となっている。自然災害と共生する文化。

嫌だったら地盤の安定した西欧や米国東海岸に移り住んで石の家を建てればいいのです。
が、大島にしても三宅島にしても火山が噴火して全島避難になっても結局ひとは戻ってくる。
彼らが特殊なのではなくぼくらは災害と共生する遺伝子を皆受け継いでいるのではないか。

クラカタウ島は1883年の噴火で島ごと吹き飛びました。
西インド諸島のプレー山は1902年の噴火の火砕流で首都を瞬時に全滅させました。
火山の力というのは本来、今回のケースと比較にならないほどすさまじいものです。

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