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2015年3月20日 (金)

コンペ案の発表

コンペに参加して最近不思議なのは、コンペ提出案をネットに公開しない建築家が多い。Photo1262
負けたから恥ずかしいのでしょうか?でもそれはどちらかと言うと社会的文脈での評価で
文化的に見ていい案というのは複数あっても不思議ではない。

次点でも当選案を越えるようなプランは実際に過去何度も見ることができます。
那須野ヶ原ホールの妹島案。青森県立美術館の藤本案。せんだいメディアテークの古谷案。
ラ・ヴィレット公園のコールハース案なども挙げられますね。

そこで生まれたアイデアは後日違うプロジェクトで活かされることとなります。
負けたからといって決して無駄ではない。特に若い建築家にとっては自作を披露できる
数少ない場だと思うのですが、発表しない理由はなにか?

もしかしたら審査員に気を遣っているのかもしれません。だいたいのコンペでは
少なくとも1、2名の著名建築家が審査員に名前を並べることが多い。

一方で建築家のヒエラルキーは大学教員が上位を占めることが多くなった。
つまり今の建築界で絶対的な権力を持っているのは有名大学の教授です。
その大学の人事は彼が握っていて、その影響は系列大学まで及ぶこともある。

そんな大学教授になんで落とした、自分の案のほうが優れているのになんて言えない。
間違ってもその耳に入ってほしくないというのが案を公開しない理由なのかもしれません。

何を言われても自分の案の方がいいと断言する力がないと建築家としては大成しないと思いますが。

さらに言えばリノベーションでは建築家としての能力を十分に発揮できないという気持ちもわかるが
ハードルの低い今回のプロポーザルに105案しか提出がなかったというのは
建築家という職業の衰退を表していないか。

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