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2015年7月22日 (水)

代表作

分野によって事情は異なりますが、たいがいのクリエーターがそのキャリアの初期に

代表作を生み出しています。その後、2作目3作目と売れ続けると作品としてではなく

作家として認められ、長い活躍が期待されるようになります。

そこまで辿りつけないのが所謂一発屋。以前に日記で触れたことがあります。

http://studio-blank.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-82dc.html

なぜ一発屋が多いかというと、人間は20代を越え、年をとるとともに脳力が落ちるから。

スポーツ選手や数学者などのケースがわかりやすいですが、建築・美術系でも

デッサン力、プロポーション能力、スケール把握力などの基礎は10代で学んで以降伸びない。

それ以降も認められるひとは、それなりの戦術を確立できたということなのでしょう。

一発屋はその死後であるならともかく、生きて制作を続けていく人にとっては、

長い下り坂を降りていくということで、なかなかに辛い体験となります。

建築だと自邸が代表作の有力候補になります。若くてカネはないが設計の自由度は高い。

しかしこれが代表作認定されてしまうと、上記したような苦悩が待っています。

まして名作なので増築ひとつでも細心の注意が必要となります。

東孝光さんの塔の家はほぼそのまま使われましたが、菊竹清訓さんのスカイハウスや

フランク・ゲーリーの自邸は果敢に増築にチャレンジし、残念ながら散っています。

この二人は建築界屈指の造形力を持っているにも関わらず、です。

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