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2016年3月25日 (金)

中野サンプラザ解体

前回の記事からまもなく、中野サンプラザ(1973年)の解体が報道で流れました。

2022年を目処として取り壊し、1万人を収納するアリーナに建て替えるそうな。819pxnakano_sunplaza_200903

ぼくは基本的にこの案には賛成しません。近代の名建築の建て替えというのは

成功した試しがありません。赤坂プリンス新館然り、ハナエ・モリビル然り。

ホテルオークラ東京だってまず期待できない。

だいたい中野のような都心に近い地域にそんな施設が必要だろうか?

東京ドームまで26分、武道館まで23分、代々木オリンピック競技場まで19分。

JR線路脇の街外れにはなかのZEROという小規模なホールだってある。

中野区は比較的小さな区で、市街地や公共施設はJR中野駅周辺に偏在していて

それがひとつのアイデンティティとなっています。東中野はサブカル、鷺ノ宮は

高級住宅地ですが、いわゆる都市的空間というのは中野駅周辺にしかない。

中野サンプラザは日建設計によるもので、決して悪い建物ではない。

都心から近く、富裕層が比較的多いから箱物を建てて業者にお金を回したいのかも

しれませんが、まずは青木茂さんあたりに改修工事のプランを練ってもらってはどうか。

スクラップ&ビルドの時代は終わりました。これからはストックの時代です。

愛された建築の魂というのは一度壊されると二度と戻ってきません。

新大久保の第3スカイビル(1970年)の保存をぜひ見習って欲しい。

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