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2016年3月24日 (木)

建売住宅の注意点

アパートが取り壊された隣の敷地は2分割され、狭小な3階建ての木造建売住宅が建つようです。R0014764

街並みとしては割ってほしくありませんが、他人のお金の話なので仕方ありません。

日本は欧米に比べて戸建住宅の比率が高いですが、これは災害が多いからかもしれません。

地震、火事、台風などで日本の家屋は何度も倒壊し、再建されてきました。

鉄筋コンクリートで造った集合住宅なら安全かというとそうでもないのを2度の震災が示してる。

戸建住宅であれば少なくとも敷地は自分のものなので、バラックを建ててでも住み続けられる。

ただ、建売住宅には注意が必要です。普通に考えて業者は売却利益を追求するので、

特に目に見えないところで手を抜いて建設コストを少しでも下げようとします。
職人ではなく商売人なのでそこに良心を期待するのは無理というものでしょう。

日本には建築基準法という法律がありこれに則って設計をして建築確認申請を行います。

これに通れば着工するのですが、それ以降に法規や図面通りに施工されているかチェックする

公のシステムというのはありません。最終的には現場監督の良心にかかってくるところが多い。

竣工後に竣工検査というのはありますが、壁の中まで壊してチェックするわけにもいかない。

怖いのは地盤改良を含む基礎と耐震壁です。工法で言えばシステム化された軽量鉄骨造や

ツーバイフォー工法のほうが安心でしょう。木造在来工法は手仕事が多いので個人の技量差が出る。

柱梁に関してはプレカットと言って今はほとんど工場で加工されてくるので問題が少ないですが

耐震壁部分の筋交いや構造用合板は、法律に則って金物の数や釘打ちのピッチを決めたりする

必要があるので要注意です。筋交いが入っていてもしっかり固定されていなければ意味がない。

−−
写真は近隣説明資料による住宅のボリューム。えーと、道路斜線無視してるんですけど。
天空率でクリアしてるんだとか。しかしそれにしてもでかくないすか?

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