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2016年3月22日 (火)

今日本で起きていること

人口減少、高齢化、過疎、自治体の破綻。都市部に関しては富の大部分を保有する

富裕層が固まっていて大企業もあり、そこでは財政的な問題は起きない。

しかし地方では企業はなく若者は都市に移住し、労働者人口が減り、税収が落ち込んでいる。

いいものを作って売る、いわゆる加工産業が爆発的にヒットした高度成長期に整備された

インフラの団地、道路、トンネル、橋、電気、ガス、上下水道の耐用年数が過ぎてきている。

特に危機的な自治体では都市をコンパクトに纏めてそれまで住んでいた地域を放棄している。

望ましい手段ではないが、新たなコミュニティを生む可能性はある。

もし今の地域に住み続けるなら、水道は井戸、下水は汲み取り、ガスは電気で代用し、

電気も場合によっては自家発電に切り替える。ただその燃料の運送のためにも

自動車は手放せない。必須でない危険な橋やトンネルはいっそのこと壊す。

人口が減れば儲けの出ない民間企業は撤退する。税収がないので民から官への委託はない。

コンパクト化しない人口が散った状況が続くならロードサイドのショッピングセンターに

全部持っていかれる。鉄道は減りクルマが主体になるので従来の商店街は意味がなくなる。

人は老い、病気になりいずれ病院や介護施設に移住する。家を継ぐものがいないのならば

結果としてはコンパクトシティーと同様の結果が待っている。ひとは自分が人生の

大部分を過ごした地域から遠く切り離されたところで死んでいく。

逆転の可能性はないことはない。なにもない所が良いと思い移住する人だっている。

ただそれは日本の数えきれないほどの破綻自治体予備軍のごく一部である。

すべての人に個性や価値があって幸せになれるというのが幻想なように街だって同じである。

自分が自分の住む街に何ができるだろうなどと考えることができているうちは

まだ余裕が有るのである。皆高度成長期を支えてきた人たちなのでどこか楽観的。

そして実際ある程度の蓄えはある。だから生きがいなどという言葉も出てくる。

しかしおそらく今後30年くらいで上記した厳しい現実は日本全体を津波のように襲う。

一方でそんな状況になっても幸せに生きることはできる。幸せというのは個人的なもので

柔軟で、人から与えられるものではなく、人生を通して自ら見つけていくものであるから。

震災を経て5年、いまだに不幸な人がよくクローズアップされますが幸せな人だっている。

これから求められるのは後者のひとの持つ柔軟な思考なのではなかろうか。

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