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2016年5月 8日 (日)

老い

東京郊外の交通の便の悪い場所を自転車で走っているとマンションのような

新しい建物にしばしば出くわします。これは特別養護老人ホーム。

多死の時代を迎えようとしている日本では多くのお年寄りが人知れず老後を

こうした施設で過ごしています。みんな知っていても話題にのぼることは少ない。

老いというもの、肉体的あるいは精神的に後退して生きていくのに介護が必要とされ

不可逆的で最後には死に至る。この存在はいまだに一種のタブーです。

例えば建築からも自転車からも老いは排除されている。メディアも同様。

老いの問題は生物共通の課題ですが、大牟田市動物園に興味深い試みがありました。

ここには老いたカンガルーの介護施設、老カンホームがあります。

http://www.doubutsu-no-kuni.net/?p=15243

これまで動物園の動物は老いた時はバックヤードか病院に移され密かに死んでいた。

しかしエサ代や手間がかかる分経営を圧迫し、かといって今の世の中で安楽死させるわけ

にもいかず、発想の転換をして介護や健康診断をあえて見せる展示にしてみた。

こうした試みが少しずつ受け入れられるようになってきています。街で老齢の犬を散歩

させているシーンも見られるようになってきたし、コールハースは車いす生活の

クライアントの住宅を逆手に取って部屋がエレベーターとなる傑作をつくった。

状況は少しずつ変わりつつあるのかもしれません。

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