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2016年7月13日 (水)

現代の茶室

今から30年前、こういうお題でアイデアコンペが行われました。覚えている方はR0015340

少ないのではないかな。ぼくは学生時代にアイデアコンペは2つしか出していませんが、

このコンペは強烈に印象に残った。

それはぼくの案がという話ではなく、2コ上の大学院の先輩が2等に食い込んだから。

しかもそのロシア構成主義とデ・スティルが軽快に混ざり合った詩的なオブジェクトは

どう見ても1等案より優れていたから。

1
等案は持ち歩き可能な組み立て茶室というアイデア勝負のもので、よく見るというか

よく見なくても実物は破綻しています。が、この茶室のロケ地は誰の目にもわかる

伊東豊雄の中野本町の家。著名建築家お墨付きという印象に打って出た。

審査員の評は歯切れが悪い。黒川紀章に至っては1等案が勝ったのは女性だったから

からでは、とまで言っている。1等案の作戦にまんまと引っかかったとしか思えない。

この2等案の作者、藤本裕之さんは他のアイデアコンペも入選しましたが確か佳作。

このコンペで1等とっていれば人生変わったかもしれないのに全く不運です。

氏は結局清水建設の設計部に進み、今も在籍しているようです。

ぼくと就職のタイミングは一緒だったので状況はわかりますが、就職活動中は

バブル直前で、有名どころの求人は全く無かった。1年遅かったら違ったのですが。

ぼくはこのコンペに結果が出る前に、2等案のドローイングの一部に大学の製図室にて

遭遇して思った。全くかなわない。あれだけの才能がありながらもったいない。

氏に限らず、頭が良くて腕のあるデザイナーというのは毎年山のように輩出されています。

氏と同年に学部を卒業した工藤和美さんは東大院に進み、シーラカンス設立に参加している。

つくづく建築家として大成するには才能だけじゃダメなんだなと思った次第。

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