アニメ・コミック

2016年11月 7日 (月)

黒鉄

冬目景による未完の作品がグランドジャンプに場を移して再開されます。3

まずは読み切りで1話。ぼくは過去作を読んでいなくて、いまいち設定がわからず

wikiで知識を補充しました。

ジャンルとしては時代劇、白土三平のような劇画に入るのでしょうが、

1回死んで人造人間として生き返るという設定はSF

今回の読み切りに限って言えば、コメディの要素もあります。

人造人間と言えば石ノ森章太郎のキカイダーですが、キャラクター設定を含めて

手塚治虫のブラックジャックの影響のほうが大きいと思った。

今日の画像は黒鉄オマージュとして迅鉄の顔に自画像をはめこんだものですが、

これ描いていてもそう感じました。一方で絵的にはどろろも近い。

wikiで引いてみると百鬼丸の設定も似てるわ。

まあたいがいのことは手塚さんがやり尽くしちゃったからね。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ 

2016年9月 6日 (火)

細野不二彦

細野不二彦による青年漫画の代表作3つ。前2作を今回Amazonで古本購入しました。R0015448

・あどりぶシネ倶楽部 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1986年)

・うにばーしてぃBOYS - 『ビッグコミックスピリッツ』(1988年)

BLOW UP! - 『ビッグコミックスペリオール』(1988 - 1989年)

細野不二彦は慶応在学中にクラッシャージョウでデビューし、GU-GUガンモで

人気作家となった早熟の天才。かなり後に売れる浦沢直樹と同い年というだけでも驚きです。

彼が放った青年漫画はちょうどぼくの大学在学時期と被っていてリアルだった。

影響を受けたのはヤングサンデーに連載されていたママの方ではありましたが、

彼の創作のピークは間違いなくここにあった。ママの後半で絵が荒れていくのが悲しい。

この3作ではBLOW UP!が飛び抜けて完成度が高い。あどりぶシネ倶楽部は絵はいいですが

特に主人公のキャラ設定が浅く、物語の展開に乏しい。うにばーしてぃBOYSに至っては

絵は荒れてるし、ストーリーすらない。でも学生生活を最もリアルに描写したのはこれです。

ときはバブル前夜で世の中は豊かで、大学はアミューズメント施設と揶揄されていた。

学生運動は鳴りを潜め、就職に対する不安もなく皆、遊ぶためにアルバイトをして

学生生活を謳歌していた。

うにばーしてぃBOYSで描かれるのは合コン、クリスマスパーティ、スキー旅行、

ミス・キャンパス、果てはグアム旅行!今の学生から見たら恐ろしくリアリティがない。

でもぼくの周りにも実際400ccの新車のバイクを乗り回している学生がたくさんいた。

結局細野さんはそこに何者も見いだせなかったのでしょう。だから絵も荒れた。

そしてBLOW UP!の主人公に至っては、物語のしょっぱなに大学を中退させています。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2016年8月14日 (日)

マクドナルドのハッピーセット

マクドナルドがポケモンのスポットになったりムーミンのグッズをつけたりと、35ee6b53b0496c5a69498b19f6c481d8

このところ、業績悪化からの脱却に節操がありません。

ムーミングッズは過去にサンクスやファミマ、ケンタッキーなども手がけていて、

珍しい商法ではない。ただグッズは基本的にトーベ・ヤンソンか漫画を担当した

弟のラルスの原画をトレースしていた。

今回のマクドナルドの配布した絵本はトーベの作風は踏襲しながらも、リーナ&サミ・カーラ

というフィンランドの美術教師の夫婦が描いています。似てはいますが残念ながら登場人物の

ひとり、ミムラの造形は特にかなり再現率が劣っている。(写真)

これがアニメだったらまだ許せた。ムーミンの初代アニメはトーベは認めていなかった

らしいし、藤子F不二雄が亡くなった後でもドラえもんのアニメはつくられました。

しかしこれは絵本でトーベの本来の仕事場です。日本の漫画に例えればまずありえない

展開だと思うのですが。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2016年7月 6日 (水)

サザエさん

日曜日のアニメ、サザエさんの視聴率が10%を切ったと話題になってました。

長谷川町子によるサザエさんの単行本は漫画に飢えていた幼少期のぼくには魅力的で

近くの図書館にこもって読みふけっていたことがあります。たぶん小学生の頃。

アニメのサザエさんは1話ごとにテーマはあるものの、ギャグは単行本からの切り貼りで

何度も同じネタを使うなど、さほど魅力的ではなく同級生の話題にものぼらなかった。

ただ放映される日曜日の夜6時半というのは当時一般的に家族揃って食事をする時間で

サザエさんを見るというのは習慣というか一種の儀式のようなものだった。

それは大晦日の紅白歌合戦と似たような位置にあったのかもしれない。

しかし今やテレビや家族というのものは相対的にその地位が下がっている。

今の子供にとってはテレビのアニメよりLINEのタイムラインのほうが重要でしょう。

また両親は共働きが増えて、時間を合わせることが難しくもなってきている。

そして家族関係より友人関係のほうが切実だったりもする。

そういう意味ではサザエさんの世界観というのも既に古典で現実味が薄く共感もしづらい。

ぼくらの年代でさえ、むしろドラえもんのほうが近いと感じます。

ここまで視聴率10%をキープしてきたことのほうが驚きなのかもしれません。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2016年3月 8日 (火)

ひつじのショーン

我が家のブームはバリィさんからムーミンに移って今はひつじのショーンです。R0014704

もともとは昨年に連れ合いが飛行機のなかで見て気に入り、12月に吉祥寺へショーンの

ケーキを食べ、着ぐるみと記念撮影に行った時はぼくはよくわかっていなかった。

その後、年初に那覇羽田線の機内で幾つかのエピソードを見て概略を把握。

この度、ひつじのショーン いたずらラマがやってきた!という劇場版映画を見に行ってきました。

もうこの頃には出演者のキャラもわかっていたので、見る前からグッズ売り場で興奮。

映画はベストセレクション5篇と併せて65分でした。短いけど面白かった。

米国アニメかと思っていたら英国なんですね。そう言われればピンクパンサー的な感じも。

素晴らしいのはセリフがない点。字幕無しで全世界の人が楽しめます。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2016年2月11日 (木)

モテキ再読

この前の片付けの途中で発掘した漫画、モテキ。ドラマ化された56年前に購入し

4巻読破してブログにも書きましたが、その後読み返すことなく忘れ去られてた。

あらためて読んでみると、人間の摩訶不思議な男女関係を描いていて面白い。

人間は生物的に見るとどこか倒錯していて、女性のほうが化粧したり、

アダルトビデオのような産業もあって男性は錯覚しがちですが、

結局、最後に選ぶのはメス、女性であることは大半の生物とかわりない。

モテキで描かれているのはそんな現実に直面した男性の絶望感です。

著者は女性なのですがそのあたりをよく把握していて共感すること仕切り。

で、女性作者ならではだと思ったのは前回蛇足と書いた第4巻。

オトコからはなんともつかみどころのない美女、小宮山夏樹を描いてますが、

彼女が何を考えているのか、ひとつのセリフがありました。

あんまり考えるの好きじゃないし、(略)

自分の思ってもいない方向に進む人生が好きなの。

こういう思考はオトコにはない。掴みきれない女性の気持ちの欠片が

少し見えたような気がしました。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2015年12月 5日 (土)

電波オデッセイ

永野のりこによる漫画。舞台は中学校。いじめで苦しむ子どもたちへの生きるヒントと51vcj9igdml_sx349_bo1204203200_

エールが描かれています。コアなファンはいるようですが、絵柄は大人向けとは言えない。

内容は奥田民生による曲、息子と似ている。描かれた時期もこの曲のリリースとかぶる。

https://youtu.be/7xsRHoUifMU

「ほうら目の前は紺碧の青い空だ、翼などないけれど進め」

この本で作者が言っているのは、人生はラッキーなチャンスであり、思い出という

オミヤゲを持って帰るためにある、ということ。これはいいアイデアだと思います。

ただ実用化できるかというと疑問もあります。要は死ぬときにいい思い出に浸れれば

それはいい人生だったということかと思いますが、実際の死は生理的現象の一部で

意識でコントロール出来ない可能性が高い。アルツハイマーも痴呆もあるし。

それ以前に記憶というのは曖昧なもので、まだぼくは50ですが、もう子供の頃の記憶は

おぼろげで実際どういう生活を送っていたのか、自信を持って説明はできません。

大切な淡い思い出さえも霞んで見えなくなりつつある。残念ながら。

青少年期はパワーだけは有り余っているから、その行き場を見失い孤立してしまうと

自らの力で自滅しかねない。ぼくも抑圧的な学校生活に馴染めず、やたらと疲れたを

連発する日々でした。今となっては何に疲れていたのか思い出せませんが。

そういう子供には救いの本ではあると思います。

名言が膨大なギャグに埋もれてしまっている点はアレですがw。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2015年10月27日 (火)

冬目景原画展

漫画作品、イエスタデイをうたっての完結記念で、日本橋のギャラリーでR0013794_2

冬目景さんによる原画展が催されていて、足を運んできました。

12
時からのところ、前の用事の関係で5分前に着くと78人の行列が。

なにかと思ったらじゃんけん大会の整理券目当てだった様子。

てっきり前日で終わっているとばかり思っていましたが、せっかくなので参加。

が、これが4時からだったので、時間を潰すのが大変でした。

原画展はコミックの表紙とかに使われた、ペンを併用した水彩が主で、

さすが美大を出ているだけあって上手い。パステルっぽいので

ザラッと質感を出すあたりが個人的には好きです。

じゃんけん大会に参加するのになにか買わねばならないのでクリアファイルを購入。

高品質出力画というのにも惹かれましたが、ちょっと値段が張ります。

じゃんけん大会は50人ほどの規模で開催。20点ほど景品はあったらしいですが

結局勝ち抜けず。ただ、景品も最初の5点ほど以外はそんなに欲しいものではなかった。

それよりチケットの裏面にあったイラスト(写真)の方が良かったかも。

漫画というのはやはり小さなモノクロ画、線画で最適化されている。

大きい方が、描き込まれたほうが価値が上がるかというとそうでもありません。

サインが欲しいとかっていう気持ちもないですし。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2015年9月13日 (日)

モンキー・パンチ

1971年にアニメ化されたルパン三世は、勧善懲悪やスポ根がほとんどの子供向けアニメの2

なかでも異色な存在でした。原作はモンキー・パンチで1967年作。漫画というより劇画。

その先例としては白土三平のサスケが1968年にアニメ化されています。

今回、モンキー・パンチの原作を見るべく、1972年に発表されたシャム猫を購入。

二人の美人ディスクジョッキーが主人公なのですが、筋はあってないようなもの。

要はアクション(暴力)とお色気のシーンが描ければいいようです。

そういう意味では1962年から映画化が始まった007シリーズと近いかもしれない。

セックスは象徴的な描き方で、行為そのものを省いている点も似ている。

写真のシャム猫の扉絵はボンド・ガールみたいなものか。

と、1960年代にさいとう・たかをが007シリーズを劇画化していたことが判明。

これは明らかに1968年から始まるゴルゴ13に影響を与えています。

こんな環境で生まれたルパン三世はもうすぐ生誕50年を迎えようとしている。

この間、いろんな人の手でルパンという人物は変化してきていますが、

美人に弱いという点だけは一貫していて、アイデンティティと言えるかもしれない。

欲望に素直ですぐに白旗を上げてしまうルパンには独特な可愛さがあると思います。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

2015年8月20日 (木)

ムーミングッズ

フィンランドに行ってひとつわかったのは、ムーミングッズが日本と全然違うこと。R0013356

同じなのはおそらくアラビア社のマグカップくらいで、日本に出回っている製品の

ほとんどは中国製で、それらはフィンランドでは見かけませんでした。

写真のバスタオルとトートバッグは現地で買ったもの。右下の青いハンカチは中国製。

ただ中国製と言っても企画デザインは丸眞という名古屋の会社が手がけている。

ハンカチは細やかで可愛らしくいかにも日本人好みな一方、

フィンランドの2点は色彩感覚が流石で、拍子抜けするほどシンプルです。

これは日本と違って日常での使用を考えているからかもしれません。

ここらへんは流石、北欧デザイン。列車に施された緑色のグラフィックもきれいでした。

にほんブログ村 アラフィフオヤジ

より以前の記事一覧