映画・テレビ

2016年12月23日 (金)

専業主婦の無償労働304万円

ドラマ、逃げるは恥だが役に立つの最終回がそこまで積み上げたドラマゆえのファンタジーを

台無しにするようなストーリーで、幻滅を通り越して怒りの感情さえ湧いています。

そうした醒めた目でドラマを見返すと、最初の設定からしてもうおかしい。

主人公が契約結婚をして専業主婦としての報酬をもらうというものなのですが、

そこで出てきた数値がたしか年間304万円。今こんな額を払える若者ってそうはいない。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/seikatuzukan/2013/CK2013091802000194.html

だいたいこの数値は子育ても含まれていて、夫婦
2人であればまず42万円下がる。

子供がいなければ食事の量も家の広さも違ってくるので、炊事、買い物、掃除の

数値も下がるはずでしょう。

さらに今の雇用環境では、平日に夫が家に帰って夕食を摂れるひとは少数派です。

また夫は平日ほとんど家にいないのだから、家を散らかすのは主に妻ではないのか。

そもそもこの数字には妻一人で生きる場合に必要な労働も含まれてしまっています。

まずはその差額を算出すべきではないかと思うのですが。

上記の304万円には食材費や家賃、水道光熱費、税金、教育費などは含まれていないので

その半分でも請求されるととんでもないことになってしまいます。

もともとリアリティのある話ではないのだからファンタジーのまま閉じてしまえばよかったのに。

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2016年9月 2日 (金)

鳥人間コンテストの危険性

おそらく20年ぶりくらいにたまたまテレビで見かけた鳥人間コンテスト。

今はオンボードカメラが設置され、着水の瞬間まで見られるようになっていた。

基本は機体の着水の衝撃で止まる。ソフトランディングというのはない。

一方でパイロットの服装はほとんどロードバイクのそれと変わらず、ヘルメットにジャージ。

体力的に限界なところで水中に放り出されるのに、ライフジャケットさえ着けていない。

また着水の衝撃で機体は破損するのですが、それから身を守るプロテクターもない。

ウイングスーツのように好事家がするものならともかく、ほとんど競技に近い形態で

これはあまりにも無防備で危険ではないか。今まで死者が出ていないのが不思議なくらい。

実際大怪我を負ったひとや、それで訴訟を起こしたひともいるようです。

パイロットはまだ若く、先のある人たちばかりです。レギュレーションの再考を促したい。

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2016年8月30日 (火)

意訳

ソーシャルネットワークとテッド2の予告編を見て違和感がありました。

前者では冒頭での会話の一部と、大学の委員会にかけられた時のザッカーバーグの言葉。

後者では屋上からジョガーにりんごを投げつけた時のテッドの台詞。

ともに英語のセリフは同じなのですが、日本語訳が予告編と本編で違っている。

本編は比較的忠実に翻訳していると思いますが、予告編は編集内容に沿ったように

意訳している。この意訳がありえるのかは微妙なところ。YouTubeのコメントで疑義も出てる。

おそらく予告編は日本で編集しているのでしょうから、英語に不慣れなひとが

やっちまったのかもしれません。しかし、もしかしたら英語は語彙が少ない分、

前後の文脈で全く違った意味をもたせられる言語なのかもしれません。

日本語だと違う文脈に同じ言葉を持ってくるのは難しいんじゃなかろうか。

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2016年8月29日 (月)

映倫

DVDでテッド2を借りて視聴して、なるほどR15+指定もうなずけると思いました。513s6qvjv2l

下ネタはもちろんあらゆるものへの差別用語で満ちていて、大人なら実際に言っては

いけないことだとわかっているので笑うことができます。でも子供には無理だ。

そういう意味ではR18+でも良かったんじゃないかと思います。埼玉でまた少年による

リンチ殺人が起こったように、子供は思ったより馬鹿だ。特に倫理面での成熟は遅い。

一方で、何でもかんでも性器が写ったものはNGという規定はほとんど意味が無い。

陰毛1本でNGだった昔に比べればマシにはなっていますが、ぼくは20代後半ででさえ

アメリカでポルノ雑誌を漁ったし、商社の人に洋物AVビデオを借りたりしていた。

これらは全く無駄なエネルギーの使い方でした。隠されたら見たくなる。それだけなのに。
公開されたらあっという間に飽きるでしょ、あんなモノ。

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2016年8月17日 (水)

映画監督

建築と映画は似ている。ともに視覚を主にした時間を含んだ芸術だし、
建築家と映画監督も、自らは動かず作品全体を統括するという点で同様。

建築と違うのは用途がないこと。全くの芸術もしくは娯楽で失敗すると何も残らない。

興行成績が良ければ役者やスタッフが潤うということもおそらくない。

それはプロデューサーの仕事で、得をするのも損をするのも出資者です。

失敗する可能性があるのに役者は怒鳴られ何度も演技を繰り返し、
女優は裸になり、好きでもない男とキスをして胸を揉まれたり。
苦労の割には駄作が多くて報われていないように思えます。

映画監督はおしなべてひとを弄ぶ暴君でしょう。ぼくにはとてもできない。

建築に対するこだわりや執着など、映画監督のそれに比べたら甘いものです。

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2016年7月24日 (日)

映画におけるスクールカースト

桐島、部活やめるってよとソーシャル・ネットワークという日米それぞれの学校の

スクールカーストが出てくる映画を立て続けに見ました。

スクールカーストのジョックとナードについては一度日記で触れています。

http://studio-blank.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2e5a.html

桐島は高校が舞台。主人公は眼鏡チビのナードで映画部。校内で幅を利かせているのは

桐島らバレー部など運動部ジョックやその女子を含めた取り巻き。最後はそのなかの
ひとりが主人公に対して自分はなにもないと気づいて涙を流しますが、説得力は薄い。

一方、SNは大学、ハーバードが舞台。主人公はユダヤ系チビで挙動不審なナード。

ボート部のガタイのいいイケメンジョック3人から学内SNS設立への参加を求められるが

裏切って比較的社交性のある友人のナードとともにFacebokを立ち上げ大成功。

SN
は実話に基づいたフィクションですが、さすがアメリカ、スケールが違う。

もちろん高校と大学という違いや、モデルとなったザッカーバーグの圧倒的能力

というのはありますが。

一方で、主人公が想いを寄せる女の子に未練を残すという点では共通している。

そしてその想いはかなわない。なぜならそれがかなってしまったらそれだけで

人生の勝者だから。それではジョックvsナードという構図が霞んでしまう。

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2016年6月12日 (日)

ドラマが面白かった時代

YouTubeで電車男のドラマを久しぶりに見返していて、よくできているなと思った。20160611_134755

オープニングやエンディングだけとってみてもとても手間がかかっていて、

今までなかったものを生み出そうとするパワーが感じ取れました。

またすべての登場人物にキャラクターが確立されていて完璧に演じられています。

で、過去見たドラマを検索してみたのですが、今考えても面白かったというドラマは

2000年から2006年の間に集中していました。%は最高視聴率です。

2000

・やまとなでしこ 34.2%

2001

・救命病棟242 25.4%

2003

Dr.コトー診療所 22.3%

・僕の生きる道 21.6%

2005

・電車男 25.5%

・花より男子 22.4%

2006

・結婚できない男 22.0%

たぶんこれ以前はドラマを客観的に楽しめていなかったし、自分の人生が忙しくて

それどころではないということもあったかと思います。これ以降は特に自分に原因が

あるとは考えられず、視聴率も落ちているからドラマがつまらなくなったのでしょう。

このあとでリーマン・ショックが起こり、2011年には震災もあってドラマどころではなくなった。

相変わらず放映量だけはあるのですが、ドラマが再び面白くなる時代はやってくるのでしょうか?

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2016年5月29日 (日)

最近見たテレビ番組

気になったのを2つほど。

芸能人が幼少時の学校のアルバムを開き、当時の同級生の今を番組が調べるというもの。

だいたい、芸能人になった本人がいちばんの勝ち組であることは明らかで、

同級生からは決まって、見てるよすごいねがんばってねというメッセージが贈られます。

そうなるのがわかっていて出演する芸能人は無神経だとしか言いようがない。

おそらく調べていったらテレビで発表するだけの価値の無い人生を送っていたと判断され

切られて埋もれた取材もたくさんあるでしょう。でも人生には上も下もない。

もうひとつはやはり芸能人が実はこのひとに嫉妬していたと告白するもの。

ぼくが見たときは樹木希林が出ていてオノヨーコをあげていた。

が、樹木ほど嫉妬に遠い存在はいない。岩渕真奈をあげた澤穂希もおそらく同様。

嫉妬というのはもっと激しいもので、相手を攻撃するような感情を指すのではないか。

例えば手塚治虫が石ノ森章太郎にぶつけたような。こじれて結局謝罪にまで至ってしまう程の。

かくいうぼくも同年代で成功した建築家にはいまだに嫉妬の感情があります。

彼らと友人関係になることは想像すらできない。理性では冷静に評価していると思うのですが

感情的には納得できていない。彼らを無条件に持ち上げる編集者にも敵意があります。

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2016年5月23日 (月)

チャールズ・ブコウスキー

なんかの拍子にブコウスキーのドキュメント映画、ブコウスキー・オールド・パンクを51g409d2stl

視聴しました。この段階で著作を読んだ経験なし。ただ墓石にDon’t tryと書かれている

という逸話を聞いたことはあった。クールですが意図はつかみそこねていた。

映画では虐げられた人には優しかったという表現になっていて、郵便局に勤めながら

毎日著作を続けていたという努力の人という印象も受けました。ただこれ、ほとんどが

本人や周囲へのインタビューによるものなので、意図的な操作はいくらでもできる。

DVD
には特典映像がついていて、ブコウスキー最後の生前映像なるプライベートヴィデオが

見られます。ここでブコウスキーは作品を送りつけてきたファンを罵倒しています。

減らしたという酒も飲んでるし。映画にも出てくる奥様も映りますが、不似合いなほど若い。

ああ、Don’t tryに深い意味は無いのだ。お前ら才能ないんだからやめておけ。それだけ。

奥様はブコウスキーの妻という名声が欲しかったのでしょう。だからインタビューで美化した。

その後、既に入手困難となっているブコウスキーの著作のうち、代表作である

町でいちばんの美女を読んでこれは確信に変わりました。訳者からして愛想つかしてる。

残念ながら才能がある人ではなかった。少なくともぼくにとって意味のある存在ではない。

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2016年4月15日 (金)

トキワ荘の青春

新宿ホワイトハウスを調べていて、施主でネオ・ダダの主宰者、吉村益信を知り、51abyllwszl

トキワ荘の寺田ヒロオみたいだと思い、トキワ荘の青春のDVDを借りて見ました。

似ているのは、グループの年長で兄貴分的存在だったっこと。年齢もほぼ同じ。

そしてグループで著名人を多数輩出するも、自らはほとんど無名だったこと。その死も似ている。

寺田の晩年は一人離れに住み、母屋に住む家族とも顔を合わせることはなかった。

朝から酒を飲み、妻が食事を日に3度届ける生活を続けていたが、朝食が手つかずで置かれたままに
なっているのを不審に思い、部屋の中に入ったところ、既に息絶えているのが発見された。(Wikiより)

ネオ・ダダ

吉村益信(1932-2011)豚・Pig lib、78歳没

篠原有司男(1932-)ネオ・ダダのスター、ボクシング・ペインティング、米国在住

赤瀬川原平(1937-2014)千円札裁判、老人力、ジャンルを超えた活躍、77歳没

荒川修作(1936-2010)渡米、コンセプチュアルアートで著名、養老天命反転地、73歳没

風倉匠(1936-2007)71歳没

有吉新、石橋清治、上田純、上野紀三、豊島壮六

トキワ荘(新漫画党)

寺田ヒロオ(1931-1992)1955白黒物語、トキワ荘のリーダー、1973絶筆、61歳没

安孫子素雄(1934-)1951天使の玉ちゃん

藤本弘(1933-1996)1951天使の玉ちゃん、ドラえもん、62歳没

石森章太郎(1938-1998)1954二級天使、特撮原作も、仮面ライダー、60歳没

赤塚不二夫(1935-2008)1956嵐をこえて、ギャグ漫画の王様、天才バカボン、72歳没

森安直哉(1934-1999)1955堀部安兵衛、1960漫画家廃業、1981現代マンガ家立志伝、64歳没

鈴木伸一(1933-)アニメーション作家、1957ふくすけ、スタジオ・ゼロ

美術、漫画ともに表現の枠が外れ、皆が必死で自らの作風を模索する時代でした。

吉村が見つけたのはパロディで弱く、寺田は児童漫画に固執して時代に取り残された。

大変な時代だったのではないかと思います。そのせいか早くに亡くなられた方が多い。

建築だと吉村、寺田と同年代に磯崎新がいます。しかし彼は、というか建築家は

一般的に徒党を組むということがなかった。磯崎はむしろネオ・ダダに親しかったし。

ネオ・ダダや新漫画党と同年代の建築家を挙げるとARCHITEXTというグループがあります。

東孝光(1933-2015)81歳没

鈴木恂(1935-)

竹山実(1934-)

宮脇檀(1936-1998)62歳没

相田武文(1937-)

美術、漫画と比べると必死さは感じられず、そのためか皆さん長生きです。

磯崎との関係は不明ですが、吉村、寺田と違って自らが最も成功してしまった。

ARCHITEXT世代はむしろ磯崎に煽られ、振り回されてあまり脚光を浴びなかった印象。

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