仕事

2016年12月29日 (木)

建築士賠償責任保険

過去のメモをあさっていたらこんなものを発見。たぶん金額は2年くらい前のものです。

一度払ったら替えられない。事務所が存続する限り毎年支払わねばならない。

・日本建築士事務所連合会:年会費78000円+最低保険料30000円=108000円+入会費30000

・日本建築家協会(JIA):年会費51000円+最低保険料50000円=101000円+入会費12000

・東京土建一般労組:年会費76200円(共済費含む)+最低保険料7000円=83200

・日本建築士会連合会:年会費18000円+最低保険料50500円=68500円+入会費3000

うーん。

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2016年12月25日 (日)

ビッグフォント

Twitterでプロッター出力が減っているのにいまだに昔の手書き図面的な線で構成されたGuide9fdda1f219b49a28c77097d3fa5321

フォントが使われているのはなぜ?というつぶやきに、たぶん最も普及している

JW-CADのデフォルトフォントなのでは?と推測で答えましたが間違っていました。

JW-CAD
にフォントは搭載されておらず、AutoCADの方でした。すみません。

ぼくはCADで製図を始めて約25年、ずっとマカーだったのでこの疑問は無縁でしたが

設備設計屋さんの図面を見るとこれを使っていました。ビッグフォントというもの。

線が細く、データ量が少ないので高速出力に向いているそうです。また、文字が小さくなっても

潰れづらい。デメリットとしてはデータをやり取りする時に文字化けを起こす可能性があります。

美的観点からビッグフォントを推す設計者もいるようですが、ぼくは気になりません。

むしろそんなことを気にする前に設計内容に気を遣えと思います。

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2016年12月24日 (土)

建売住宅のデメリット

前にも一度書いているテーマですがもう一度さらってみます。

http://studio-blank.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-891f.html

同じ建売でも集合住宅だと注文住宅のコーポラティブハウスは結構面倒なのでマンションは

楽という点ではいいと思います。ただ大手がRCで造ったから必ずしも安心ではない昨今ですが。

戸建住宅は自分で土地を探して買って、建物の内容を決めて発注するのが、

最も無駄がなく、コストも抑えられます。建築途中に見に行くことができるので、

品質管理もできる。ただこれは専門家が同席したほうが望ましいですが。

建売住宅は利益を生むためにつくられるので、みんなお金のことしか考えていません。

施工者は金額の頭を押さえられて受注するからなるべく手間を省こうとし、

現場管理がまず疎かになる。また職人への支払いも十分でないため強く言えないところもある。

注文住宅では発生しない販売費というのもかかってきます。毎週末、お客さんも来ないのに

現場にずっと張り付いているひとはよく見かける光景です。売れたら売れたで手数料もとられる。

建物は竣工した瞬間から劣化が始まります。24時間換気であればまだましですが、

ひとが住まないと家は急速にやつれるものです。つまり入居しない建売住宅の資産価値は

どんどん下がっていく。売却するときは築何年で計算されるので売買の条件でも同じ。

普通に考えたら建売のほうが得な訳がない。ただ手間がかからないというだけ。

納得できる買い物をしようと思ったら丸投げせず、自ら頭に汗をかくべきです。

ついでにハウスメーカーについて書くと、施主のニーズを汲み取りパターン化させることで
コストカットを図るところは評価します。ただ木造の場合、最後に建てるのはやはり町場の
工務店で、そこが泣いて本社や営業部隊を食わせているという構図はある。安さが売りの場合は注意。

もしハウスメーカーに注文住宅を依頼するなら、大工の善意に依存しない鉄骨のユニット工法が
マシなのではないかと思っています。ぼくの知らない黒側面があるのかもしれませんが。

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2016年9月13日 (火)

分譲7980万円

隣地建売の仮囲いが外れ、全貌が明らかになりました。まあ建ってしまえばこんなものか。R0015491_4

これがずらっと並んだ街並みを想像するとゾッとしますが、まあ諸行無常です。

2
棟並んでいて手前は3LDK7980万円、奥は4LDK8180円だそうです。

バブルの頃のマンション価格を知っているひとにはさほどの驚きはないかもしれませんが、

この価格帯のものをローンで買おうと思ったら年収1500万円が必要らしい。

子供が2、3人いるファミリーで大企業に勤める人がターゲットとなるのか。

しかし明大前は交通の便はいいですが、ブランドとしてはいまいち。

むしろ隣の東松原、羽根木のあたりのほうがステイタスはある。

ここは一応世田谷区なのですが、北の外れで道路を挟んで杉並区と接し、渋谷区も近く

目黒区と接する東側と比べると地味な印象。あえて明大前というひとは少ないのでは。

競合はそれだけでなく、湾岸のタワーマンションも比較対象に入ってきます。

だいたい3LDK100平米もいらない。周囲の70平米台の建売は5000万円台だったりする。

消費増税の駆け込み予測で建てたんだろうけど、大幅値引きしないと売れないだろうな。

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2016年9月11日 (日)

CAD

建築の設計に不可欠なCAD3Dモデリングや日影図、天空率計算など

最近のものは機能が多様化していますが、ぼくはとにかくストレスなく

作図できる2Dのソフトが欲しい。ただしMac対応。

jw cadMac移植版やDraftSightAutoCad)が無料でありますが、

この年令から使いこなすのはいかにも困難。やはりベストはVectorWorks

ただこれは41万円と高価。最近はライセンスの管理も厳しい。一時、似た

インターフェイスのシェアソフト、DraftingCAD Proなるものを使ってみましたが、

端点スナップなど基本的な機能がなくかつ不安定で懲りました。

あれならVectorWorksの前身のMiniCADを使う前に持っていた、米国製のソフト

PowerCADDの方が軽いし良かった。今でも1000ドル弱で販売されている様子。

で、もしかしたら米国にはMac用のCADソフトが豊富にあるのではないかと思い

検索したらこんなサイトを見つけました。https://www.macupdate.com

ここには有料無料の
CADソフトが多数登録されています。例えばFreeCADという

ソフトは無料なのに3Dが扱えるらしい。一方ぼくが目をつけたのはRealCADD

http://www.adx-online.com/realcadd/realcaddus.htm

VectorWorks
PowerCADDといったドロー系のインターフェイスを継承しています。

とりあえずデモ版を入れてみましたが、問題なさそう。正規版は95ドル。

テキストの着色に若干難がありますが、しばらくこれを使ってみようと思います。

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2016年9月 8日 (木)

建築家登録サイト

うちは所員を雇っていないし事務所家賃もかからない。さらに昨年4月から法人休眠化

して、もし仕事が来たら個人で受ける体制に変えています。住宅の設計は正直、

かなり体力を食うので、今は積極的に仕事を取りに行く姿勢にはなっていません。

その分、ホームページの方を定期的にメンテナンスしていて、他に外部に建築家登録サイト

というのがあり、声がかかれば無料ならば載せるようにしています。

その都度作業してきて全貌を把握していませんでしたが、今回Googleで検索してみると

10近くの登録がありました。アクセスを見ると1000を超えるところもあれば一桁の

ところもある。ほとんど忘れているようなサイトもあった。

ASJ http://www.asj-net.com/ 

SuMiKa https://sumika.me/

houzz http://www.houzz.jp/

homify https://www.homify.jp/

iemo https://iemo.jp/

LIMIA https://limia.jp/

feve casa http://fevecasa.com/

house note https://housenote.jp/

SUVAKO https://suvaco.jp/

あういえを https://auiewo.com/

建築知識研究所 http://freedomlab.jp/

すまいと http://www.sumaito.com/

建築家紹介センター http://kaiin.kentikusi.jp/

こうしたサイトは施主が見つけないと意味がありませんが、検索でかかるのは

ASJSuMiKaHOUSECO)、あういえをくらい。OZONEやザ・ハウス、

オウチーノなどは有料で、そこにかけるほどのお金はない。

で、これらを通したコンタクトというのは未だありません。まあそれぞれ数百、数千の

登録建築家がいるのでそう選ばれるものでもないでしょうし、掲載している作品
もうだいぶ前のものになっているから仕方ない部分はある。

ただ、運営する側も最低サーバーが維持できる分だけ広告収入で稼げればいいので、

積極的に運営しているところ、成約まで至っているサイトは意外と少ないのかもしれません。

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2016年8月31日 (水)

目隠し設置要求経緯

隣地に建築中の木3の建売住宅の窓に目隠し設置要求をしています。民法2351項の20160830_84244

境界線より1m未満の距離において他人の宅地を観望すべき窓または縁側を設ける者は

目隠しを付することが必要、という条文をもとにしたものです。

住居系地域での3階建てなので近隣説明が発生し、そのときに販売主と設計者に要求しました。

これが324日。図面によると9箇所も窓がある。型板ガラスにするとのことでしたが、

すべて開放可能な窓だったので目隠しを求めた。

その後、着工してからも音沙汰がなく、どうなっているのかと思いましたが、

工事で無断侵入された件で抗議のメールを送ったついでにこの件についても聞きました。

する当方のデッキや中庭に直接面した窓2箇所は中止し、こちらが不要と言った窓1箇所を

除き、6箇所に目隠しを付けるという解答が。目隠しの仕様は不明。これが818日。

それから現場を見ていましたが828日に目隠しが設置されているのを確認。

が、これが下から見るとルーバー状になっていて窓が透けて見える。

その旨、メールで伝えると製品の仕様のPDFが送られ、現場で確認いただければとのこと。

PDFをもとに製品ページにたどり着き図面を見ると、やはりルーバーの断面が、下方向に

開放するガラリのような形状になっている(画像)。見下ろしが気になるのにこれはない。

で、翌29日に販売主、設計者立ち会いで現場に入らせてもらい、見え具合を確認しました。

正面や上方は見えませんが下方は2−3/10くらいは見えてしまう。目隠しを上下逆にする

ことを考えていましたが、それだとルーバーを伝って雨が屋内に侵入する恐れがある。

気になったのはデッキを見下ろす3階居室と中庭を見下ろす2階キッチンの窓です。

前者に関しては高窓で、大きさもさほどではないのでそのままでいいことにしました。

問題は後者で、アクリル板で目隠しを塞ぐことを提案しましたが通風がなくなると渋る。

おそらくキッチンのレンジフードが全館空調の一部を担っているから、ここで通気を

とってしまうと空気がショートサーキット起こして逆に問題じゃないかと思うのですが。

結局解決策は出ず、保留となりました。来月中旬竣工で足場を外す時期なので、

先方はできればこのままでという姿勢で来ました。状況はわかるし誠意は認めますが

やはりこれは設計不良だと判断せざるを得ません。真摯な解決を望みます。

と、ここにきて民法で言う縁側はベランダを含むと判明。これも付いてない。
2階は侵入防止も含めて目隠し、3階は1m範囲まで立ち入らせない方向で調整することに。

疲れた。。

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2016年8月26日 (金)

人生をかける

オリンピックに触発されて、自分の人生をかけた時期を振り返ってみます。1

人生をかけることなんてそうそうないと思いますが、ぼくの場合は建築でした。

実際に最初の転職の時に、紹介された設計事務所を訪ねたところ、

建築企画も面白いよと言われて、ぼくは建築意匠に命かけてますからと答えた。

建築家を意識したのは学生時代で、非常勤の先生から評価してもらっていたので

可能性はあるのかなと思った。が、熱望する事務所に入れなかったことで、なかば

投げやりになり組織事務所に就職する。すぐトップになると先生には言われていた。

しかし実際の仕事はそんな甘いものではなく、在籍時の4年半ずっとデザイン部門で

スケッチやパースを引き続けましたが、最初の数ヶ月は本当に何もできなくて、

上司に給料泥棒呼ばわりされる有様。必死で線や文字、スケッチの練習をした。

一級建築士の資格を取得したところでアトリエ事務所に転職します。

ここで上記発言が出ているので覚悟は決めている。参考にしたのは伊東さんや

安藤さんの世代の建築家。アトリエで修行して30で独立35でメディアデビューというシナリオ。

なんとか知られたアトリエ事務所に潜り込み、ここではボスの作風に準じての

デザインをしますが苦痛ではなかった。むしろ自分の美的価値意識と近いことが

できて嬉しかった。ここでも基本設計に関わり、独立までに実施設計は1度しか経験なし。

現場はデザイン監修というかたちで一度張り付きましたが、そんな状態で30歳の時、

予定通りに独立します。仕事のあてもなく全く無謀でした。案の定時間を持て余し

当初は誘われて雑誌編集部でアルバイトをしたりしていました。

最初の仕事は
2つめの事務所の先輩から誘われた住宅の共同設計でした。この住宅は

先輩のつてもあって新建築の住宅特集に掲載されますが、先輩がとってきた仕事ということ

もあり、積極的には売り込まなかった。宮本隆司さんに撮影までお願いしたのですが。

2
作目は賃貸併用住宅だということだけで、どのメディアもとりあってくれなかった。

そして3作目になったのが35歳の時の運命の自邸の設計です。実のところこれは自ら望んだ

仕事ではなく、親の都合で当時住んでいた祖母宅が取り壊され、決まったものでした。

1
作目が雑誌に載った時、平面的アイデアが優れた妹島さんや玉置さんの作品に埋もれた

こともあり、アイデアを再優先させて、ものはルーズに作ろうと思った。無数に案を作り

実施設計が終わりかけた頃でさえ、最初からやり変えようと思ったこともありました。

果たして出来上がったものは、空間を体験する分には面白いが絵にならない建築でした。

1作目と比べ、アイデアは向上したがフォトジェニックという点では落ちてしまった。

五十嵐太郎さんに内覧会をドタキャンされ、新建築のひとには見てもらうも掲載されず。

この1作にかけていたので落胆は大きかったです。おまけに仕事もなくなり、

近所の物販店にアルバイトの応募をするも、ことごとく落ちてしまう。

また当時流行っていた住宅のコンペに立て続けにエントリーするも落選ばかり。

35
歳から先は考えていませんでした。なんとかなると思ってたのでしょうが、

なんともならなかった。ようやくありついた住宅の仕事が基本計画で破談になったことで

ぼくの身体は決定的なダメージを受けて破綻してしまう。

ここでぼくの建築は終わりました。身体を壊したことから、結婚の話までしていた

交際相手とも別れてしまいます。しばらく建築の仕事から離れ、その後復帰して

いくつか住宅を手掛けるも、命をかけた建築への情熱は戻りませんでした。

それからの人生はもう老後のようなものです。連れ合いと出会い、結婚し、

自転車を始めて山に登るようになり、心の平穏を第一に考えるようになった。

たぶんこれが身の丈にあった普通の生活なのでしょう。今、51歳。

でもあの頃のあの苦しかったけどやりきった体験があるからこそ、

ぼくはもういつ死んでも悔いはありません。

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2016年8月13日 (土)

不法侵入

ぼくがつくる住宅は塀がないことが多い。求められば付けますが、敷地が細分化された1

都市部においてはその分のコストは建物本体にかけたほうがいいと思っています。

ただやはり弱点はあって、自邸に関しては子供が入り込んで遊んでいたことがあるし

煙草の吸殻やら何やら敷地内に捨てていく輩も多い。これはまだマシな方。

通りぬけはできないのであからさまな不法侵入はさすがにほとんどないですが、

まだ隣にアパートが建っていた時に、その塀の工事で職人に無断で中庭まで入られた

ことはあります。朝方に外に出て鉢合わせてびっくり。

アパートの所有者に承諾得たって言ってたけど、侵入する敷地自体の住人に了承を得る

のが先でしょ?何考えてるんだか。承諾も何も聞いていなかったし。

その隣地のアパートが壊され、今建売住宅が工事中なのですが、先日また同様な事象が

発生しました。下水道の工事が入っていたようなのですが、早目の昼食をとって戻って

きたら自宅目の前を工事車両で塞がれ、敷地内に機材やら荷物やらが散乱している。

隣地の工事ではそれまでいろんな苦痛に耐えてきましたが、さすがにキレました。

怒りで身体が震えた。本当に。即刻どかせましたが隣の業者は何をしていたのか?

責任持って周囲に迷惑が掛からないよう工事管理するのが工務店の仕事じゃないの??

本当に呆れた。建売住宅の工務店ってこの程度なんですかね。

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2016年7月31日 (日)

作品性

ぼくは自邸をワンアイデアでルーズにつくったと前に書きましたが、住む分には

それは気楽で正解でしたが、最近よく思うのは「作品」ではないなということ。

象徴性がないと言い換えてもいい。これはもう変えられないというものではない。

作品性を出すにはこだわりが重要です。まずは余計な線は消してシンプルに見せる。

かたちについてはなるべく簡単な法則によること。例えば等分や対称、正方形、揃える。

アイデアや構成はもちろん大事ですが、それだけだと作品にならない。

まあ、しょうがないわな、という妥協がいちばんよくない。自邸であれば木の筋交いや

北側斜線で削られた線。安くあげようと思ったら木造一択ですが、作品性にこだわるなら

RCや鉄骨造のほうがふさわしかったでしょう。

自分ではそこそここだわる方だと思っていましたが、歴史に残るような住宅と比べると

明らかにそれは不足しています。例えば古い例ですが菊竹さんのスカイハウスとか。

では意識すればできるかというと、どうだろう?

今からだと難しい感じもします。

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